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【書評】CIAとかMI6のスパイ活動って嘘、本当?「なぜ、インテリジェンスは必要なのか」

こんにちは、アイスタイルの近藤です。
今日は、少し息抜きがてら本の紹介です。

皆さん、映画観ますか?

スパイ映画でハラハラドキドキ

僕は「CIA(アメリカ:中央情報局)」や「MI6(イギリス:秘密情報部)」を舞台にした映画が結構好きです。トム・クルーズ主演「ミッションインポッシブル」や昨年公開されたダニエル・クレイグ主演の最終作となった「007」はハラハラドキドキしながら観てます。

007の新シリーズがどうなるのか今から気になるところですが、コロナで映画も撮影が遅れているので、こんなところにも影響が及んでいるんですよね。

森友学園問題が主題のドラマ「新聞記者」

で、映画ではないですがNetflixで配信スタートして話題になっている「新聞記者」というドラマも面白かったです。

原作は小説「新聞記者(望月衣塑子)」で、2020年に映画化もされました。森友学園問題が題材で、映画の時よりもかなり突っ込んだ描写です。同じ原作(監督も同じ)なのに良い意味で全く違うものでしたね。(つまり、映画を見た人でも面白いよ!ってことです。笑)

この作品の中でキーとなる政府組織が「内閣情報調査室」(通称:内調)です。「日本版CIA」といったところですが、CIAやMI6に比べたら規模も含めて地味ですが。。。笑

【書評】なぜ、インテリジェンスは必要なのか

すっごく遠回りしてしまいましたが、今回紹介する本はこちらです。

「新聞記者」を見ているころに

という本を読んでいました。

いわゆる「古典」も読まないと表面的な知識や情報でしか判断できなくなるよ!というようなことが書かれていて、具体的な古典の紹介と読み方が書かれています。

さらに「学術書」は「問題の本質」や「解決方法」を見出すためには必要な書物とも主張されています。でも、論文なので読みづらいというのが欠点です。で、その学術書の中でも読みやすいとして紹介されていたのが「なぜ、インテリジェンスは必要なのか」です。

世界と日本のインテリジェンスってどう違うの?

冒頭で紹介した「CIA」や「MI6」は名前くらい聞いたことあるけど「スパイ活動しているんでしょ?」ってくらいの知識しかなかったですし。日本にも類似組織はあるけど、よくわからない。

ちょうど「新聞記者」を見ていた時に、首相官邸が世論を操作する機関として登場したのが「内閣情報調査室」です。(本当にそこまでやっているのかは定かではありませんが。。。笑)やっぱりわからないなあ~ということでちょっと分厚いし、高いけど、この本を読んでみました。

各国のインテリジェンス機関の役割や日本と比較したときにどう違うのか?ということが分かりやすく解説されています。

こんなことを知って、役立つの?

まあ、これを言ったらおしまいよ!ってことになりそうですが、読み終えて

「これってビジネスを構築する仕組みにも応用できそう」

というのが僕の感想です。昔から先輩に

「読んで終わりにするんじゃなくて、一般化して自分のことに置き換えて考えろ」

と言われてきました。今回も「スパイ組織」の本と捉えずに「情報伝達手法」や「戦略・戦術の実行方法」のエッセンスと見ればとても有効な本でした。

普通だったら、絶対に手にしない本ですよね。
でも、「スパイ好き」だったら是非一度読んでみてください。笑


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