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【書評】村上春樹ワールド、再び?

こんにちは、アイスタイルの近藤です。

ゴールデンウィークボケでしょうか?それともただの怠けでしょうか。。。ルーティンのペースが崩れると途端に更新が滞ってしまいました。(はい、完全に言い訳です。爆笑)

リハビリもかねて久しぶりに書評です。
ゴールデンウィークに読んで、観た作品をご紹介。

高校時代に読んだ村上春樹

高校の課題図書が村上春樹作品との出会いです。
「羊をめぐる冒険」だったか、「ノルウェーの森」だったか忘れちゃいましたが、読みやすいのにじわじわ来る小説だなあという感想でしたね。(その後、主要作品はほぼ読んだと思います。たぶん、ストーリーが頭の中でごちゃごちゃしてますが。。。笑)

で、「アフターダーク」くらいから

「もう、全然分けわからんよ。。。」

となってそこから読むのをやめてしまったことだけはしっかりと記憶しています。そうなるとご無沙汰状態に突入です。

2022年アカデミー賞「国際長編映画賞」

今年のアカデミー賞に日本アニメではなく、日本映画がを受賞したというニュース。プライムビデオですでに配信がスタートしていたので見ようかなあと思ったら、なんと村上春樹作品。

出典「公式ホームページ」

長編映画なのに「短編小説」がベース!?
そういえば、村上春樹の短編小説って読んだことなかったなあ~。と思って、調べたら「女のいない男たち」という短編集に収められている一編。

せっかくだから原作を読んでから映画を観よう。それと、村上春樹の短編ってやっぱり分けわかんないのかな?という興味も相まって。

やっぱり村上春樹だった

同名の短編「ドライブマイカー」はかなり読みやすかったですね。
短編集だったのでもちろんほかの作品たちも読んだのですが、いくつか「やっぱり村上春樹だ!」という読みやすいのに、なぜかとても難解というものもありました。笑

で、なんで「映画」を先送りにしたかというと、なんと「3時間」近い上映時間。そして、ラジオで聞いた評論で

「日本映画の情緒的感性がアカデミーでも評価される時代がきたのはすごいこと!」

というコメント。つまりは、多少退屈ってことなんだろうなあ。さらに3時間だと寝ちゃうかも。。。という単純な理由です。

予想を覆す脚本とエンディング!

昔から、小説や漫画を原作とする映画ってたくさんありますよね。
原作に忠実なもの。原作はどこにいったんだ!?というもの。それによって面白くもなれば、退屈になることもありますよね。

つまり、「脚本」次第ということになります。

今回、原作を含む短編集すべてを読んだことで、映画の中に面白い伏線がありました。(これはネタバレになってしまうので書きません。映画を観ただけはわかりません。)

さらに「短編小説」を「長編映画」にしているので脚本で膨らまさなければいけないので相当な肉付けをされています。(アウトラインは守られたうえでの「原作はどこへ行った系」です。)

でも、それによって淡々と進行はしていきますが映画としてはとても見ごたえのあるものに仕上がった結果が「アカデミー賞」や「カンヌ国際映画祭」などの受賞という結果になったのでしょうね。

小説と映画、こんな楽しみ方もあるんだなあ~というゴールデンウィークdでした。それでは、また。(次回はまた元の戻る予定です。笑)

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