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演奏家のテレワーク①

流行ってますよね。テレワーク。
オンライン上で仕事をして、自宅から離れなくていいやつ。

とある一般人の友人のメリットとデメリットを見ました。
ちょっと脚色して書くと、

◆メリット
1. 通勤時間がなくなり時間ができた。
2. 満員電車にからの開放!!感染メリットの回避!
3. 貴重なマスクの消費を抑えることができる
4. 仕事中に邪魔が入らないため、作業が超捗る。質も上がる
5. 食事は家族と常に一緒
6. 簡単な留守番を兼ねれて出来て奥さんの手伝い手助けができる
7. 仕事の最中におやつが食べられる
8. 休憩時間の多様性
◆デメリット
・快適すぎて会社に行くの無理ぽ。

うーん、羨ましい。
いいことづくしですね。
一般の仕事、オフィスワークの人は最高ですね。

さて...

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我々音楽家(と言うか僕)は
半分もともとはテレワークなんですよね。

なんせ、ネタ仕込みのほとんどは自宅での単独の作業です。
リハーサルは複数名で行いますが、ある程度完成した状態で最終チェックをするためですので、テレワーク組とは真逆なんですよ。

僕はオケをやめてフリーランスになった
ため、
外での活動は減り、自宅内作業が多くなってから
音楽家としてのその生活の落差はすごい体感してます。

メリットがメリットになり得ない。

自宅での作業の不満を連ねるだけになってしまいます。

◆デメリット
1. 家族がいて、創作や練習に身が入らない(切実)
2. 音を出す環境によっては著しく時間制限がかかる。
3. 練習やネタ作りに終わりという文字はない。就業時間の枠がない。
4. 夜だけは本番が多いため、家族と食事やお風呂は難しい。
5. 朝は遅くなり、小学校などのライフワークについていけない。
6. 社会保障が薄すぎる。厚生年金のありがたさは山の如し。
7. 移動時間帯はそもそもほとんどサラリーマンと違うため、フリーランスになったところで何も変わらない。
8. 如何に外での演奏活動が、音楽家にとって技術を保持し新しい物を作ることにおいて有意義かを思いしる。
◆メリット
1. 貧乏という犠牲を払えば平日はほぼ休みにすることができる
2. どれだけ稼いでも、オーケストラのメンバーに嫌味を言われない。 
3. 精神的に開放されることによって、病気にならなくなった。
4. 移動しなくていい。自宅最高という意見は同じ。

コロナウイルス🦠のおかげで、外出する事すらできなくなったため、
世の中のほとんどの音楽家は生産機能を止められてしまったと言えますね。

自宅でできる仕事といえば、オンラインレッスンやYoutube配信やネタ作り、が席の山でしょう。保証も薄く、楽団に所属していてもこうなってしまうと母体自体の存続が危ぶまれます。お金もなかなか入りません。

オンラインレッスンでも業種やネット環境によってはなかなか恩恵を受けられない物も多いです。せめてネットの技術革新が先に起きて欲しかった。

以上、簡単な考察終わり。

テレワークは音楽家にはほとんど関係ねえ。

でした

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