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光・一瞬 |#5|「神々しさ」

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猫は陽の当たる場所をよく知っている。

東西に延びる生垣の間、ちょうど人が一人通れるか通れないかぐらいの小道、冬の午後の時間になるととどこからともなく猫がやってきてそこに座っている。彼(彼女?)の目的は太陽の光、冬の低い太陽が東西に延びる小道に差し込むのだ。

背中に太陽を受けて際立つ体毛、生垣の葉がキラキラと輝き神々しささえ感じるねこの姿、もしかしたら本当に神様なのかもしれないという錯覚さえ覚える、ただ陽の当たる場所をよく知るねこを撮っているだけなのだけれど。

人間も立ち位置ですごく立派に見えるだけでその実は全然大した事のない人と言うのは多い、その人の地位よりもその人自身を見極めることの方が余程大事だったりする、それと同時にそんなに実力や自信は無いけれどと言う人はとりあえず格好だけでも整えと案外人は騙されるのである。

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阪井 壱成(さかい いっせい)
東京出身、1983生まれ、
陸上自衛隊に10年勤務後フリーランスカメラマンに転身
光・一瞬をテーマにそとねこ達を精力的に撮影

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