そとねこたちのポートレート

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ノート

そとねこたちのポートレート|#4|「日向ぼっこの時間」

都内のとあるコインパーキング、高いビルに囲まれたこの場所は野良猫たちの住処になっている。

冬になるとその立地から日照時間が短くなるこの場所、陽がさす時間帯はねこたちの大切なひなたぼっこの時間だ。

まるで日時計のように陰を伸ばすパーキングの機械の陰に連なるように影を合わせるねこ、ひなたぼっこの時間の始まりだ。

ガードレールとねこが太陽の熱を吸収している。

ねこの体毛が光を浴びて毛羽立っている

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そとねこたちのポートレート|#3|「良く目が合う」

いつもねこを撮っているからなのか外を歩いているとやはりそとねこたちと出会ってしまう、それはもう色んなところで。

公園の植え込みで寝ているねことの遭遇はわりと難易度は低い。天気の良い日は植物と一緒に光合成に勤しんでいることが多い、それはもう光悦の表情で。

物置の上のねこ、自分の目線よりは上だが難易度は中程度、わりとねこの視線を感じて気づくことがある。向こうから視線を送っているはずなのにこっちみん

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そとねこたちのポートレート|#2|「ある夏の日」

ある夏の日、シーズンになると釣り人たちの訪れるその場所は釣り人とねこたちの憩いの空間になる。

ゆっくりと過ぎる時間の中で釣りを楽しむ人、そんな釣り人たちの傍でおこぼれに預かろうと待っているねこたち、大好きな魚の為なら苦手な水場もなんのその、そっと釣り人に寄り添って竿の先を一緒になって凝視していた。

釣れた魚をねこに投げるとそこからは戦いだ、大抵最初に口にくわえた方が勝利する、そんな光景があちら

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そとねこたちのポートレート|#1|「秋の終わり冬の訪れ」

いつもの場所、1日の終わり、沈む太陽を惜しむかのように顔見知りのねこが日向ぼっこをしていた。

低い太陽を背中に受けて最後は太陽を惜しむようにごろごろと。

日輪を帯びてたたずむねこは神々しくさえある、「バイバイ、また明日ね」そう言って彼と別れ私は帰路についた。

夏場陽射しを避けていたねこたちが陽射しを求める様になると私は秋の訪れを感じる、しかし今年の秋はとても短くすぐに冬の装いだ、これからねこ

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