見出し画像

コロナ騒動も成長のチャンス

コロナ騒動をきっかけに、高齢の母はいろいろと変わりました

テレビしか見ていなかった母でしたが、コロナ騒動で、テレビの報道に疑問を持ち始めました。そして、しばらくしたら、えらい勢いでYoutubeなどの動画をみるようになっていました。

ところが、つい先日、そんな母が視聴していたのは、ニコニコ動画でした。

母曰く「Youtubeはもうダメ。どうでもいい内容のものしか出ていない。ニコニコ動画じゃないと、まともな情報が取れない」とのことです。

うちの母・・・なかなかやります

米アルファベット傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ」は29日、新型コロナウイルスワクチンだけでなく、全ての反ワクチンコンテンツを禁止すると発表した。
ユーチューブのほか、フェイスブックやツイッターなどのハイテク大手が健康に関する偽情報の拡散防止で十分な対応を取っていないという批判に対応する狙いがある。
ワクチンが慢性的な健康被害を引き起こすという主張や、ワクチンの成分に関する偽情報などに関するコンテンツが全て禁止される。
※ロイター「ユーチューブ、新型コロナ含む全ての反ワクチンコンテンツを禁止」2021年9月29日より引用

たしかに、Youtube反ワクチン絡みのコンテンツに対して、全面的に禁止するというニュースがありました。

私自身、もうそんなにワクチン絡みのニュースを追っていないので、大した影響は感じていませんでした。しかし、以前通り、新型コロナウイルスやワクチンに関する情報を求めている母からすると、Youtubeは「役立たずメディア」になり下がったようです。

結局、真実を隠すメディアには、未来はないのではないでしょうかね。まぁ、今の私からしたら、どちらでもいいですが・・・。

さておき、そんな母の最近の悩みは、友人にワクチンの危険性を伝えるかどうかのようです。

母の友人たちは、ほとんどがワクチン接種を済ませています。しかし今、話題になっているのは、その子供たちや孫の接種をどうするかということだそうです。

私は母に、「ワクチンの危険性を伝えずにいて、何かあったときは良い気がしないから、簡単に伝えたらどうか?」と提案しておきました。少し整理すると、以下のようなポイントだけ伝えればいいとアドバイスしました。

①それなりに根拠があって、ワクチンは危ないと思っている。
②根拠を聞きたければ、いろいろと情報を教えることはできる

これだけです。これ以上、詳しく言う必要はないと思います。

この情報提供は、相手を説得するためのものではありません。情報を取捨選択し判断するのは、あくまでも相手側です。

相手の判断をコントロールしようとしてしまうと、言い方がキツくなるので、相手に嫌な思いをさせるかもしれません。また、こちらの思い通りにならなければ、こちらが嫌な思いをします。

お互いそんな思いをするのは、損な気がするのです。

相手も立派な大人なのですから、そんなに気張って、説得をする必要もないでしょう。時間だって無駄にしたくありません

こうした情報が流れてくることで、多くの人々がただあっち行ったり、こっち行ったりする状況では、私たちがその人たちのために、(説得や情報発信など)何かをするということには、あまり大きな意味があるとは思えません
※「貴重な時間は大切に使おう」より引用

あくまでも、他人様は他人様くらいの割り切りが必要だと思います。

①それなりに根拠があって、ワクチンは危ないと思っている。
②根拠を聞きたければ、いろいろと情報を教えることはできる。

①のワクチンの危険性を伝えるのは、万が一の時、自分が「言っておけばよかった」と後悔しないようにするため、つまり自分自身のためです。必ずしも、相手のためのものではありません。ある意味、自分自身にとってのアリバイ作りのようなものです。

そして、②の「根拠を聞きたければ、いろいろと情報を教えることはできる」と伝えておくのは、仮に相手が自分の話に興味をもったとき、うまく情報を入れるためのチャンスを残しておくためです。こちらは、どちらかというと、純粋に相手のためと言えるかもしれません。

言い過ぎず、しかし同時に、言うべきことをきちんと伝えておくことが肝要です。


コロナ騒動は、いろいろなことを教えてくれていると思います。そのなかのひとつが、人とのお付き合いの仕方のような気がするのです。

自分と他人との境界線をどこに引いたらいいのか、いろいろと悩む人もいるでしょう。コロナやワクチンに関することは、命に関わることでもあるので、非常にセンシティブとも言えます。

そんな題材を前にして、他人様と上手なお付き合い、自分と他人との境界線をうまく引ければ、人間として、いろいろと成長できるようになるとも思います。ある意味、とても大きなチャンスです。活かさない手はありません。


それにしても、大変ですね・・・。

くも膜下出血の手術に成功したと思ったら、その直後に心筋梗塞で死亡

人は見たいものを見たいといいますし、それについてとやかく言うつもりはありません。ただ私は、こういう投稿を嘘だと切り捨てることはできません。そして、こんな事態が起こってもなお、ワクチンは有効性・安全性ともに問題ないという人たちの言うことを信じることはできません

まぁ、せっかくなので、この騒動を自分たちの成長のためのチャンスとして活かし、それぞれが後悔のない決断をすることを願うばかりです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?