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外国語で初対面の人と会話をするコツ

外国語で初対面の人と話す場合は、下手でも良いからできるだけ自分から積極的に話した方が良い。欧米の文化では、喋らない人間は能力が低いと思われるので、下手でも、つまらないことでも、とにかく喋った方が良い。

相手が先に話を始めてしまうと、相手の喋ってることを理解し、その内容についての返答を考え、それをさらに外国語にしなければならない。それは自分から話し始めるよりも数段難しい。一旦内容を見失ったら、その後で会話に入っていくのは大変だ。だから、最初から自分のペースに持ち込む方が良い。

初対面の人と話すことは、ある程度限られているので、前もって準備できる。いつくかのシチュエーションを想定して、考えておけば良い。うまく話せなかったことは後で修正して、次の機会のために準備しておく。そうしているうちに、持ちネタがいくつかできて、考えなくても話せるようになる。

自分から話し始めることのもう一つの利点は、相手がこちらの外国語のレベルをわかってくれることだ。そして、そのレベルに合わせて話してくれるようになる。相手の話している内容がわからなくなったら早めに遮って、質問した方が良いと思う。それで自分のレベルをわかってもらえる。見栄を張る必要は無いと思う。

パーティーに行く機会があったら、できるだけ早く行くのが良い。欧米のパーティーでは遅れてくる人が多いので、最初は人数が少なく、その少人数で自然と会話が始まる。その最初に喋った人の知り合いがその後に来ると、その人とも自然に話すことができて、交友の輪が広がる。一方、遅く行くと、もう会話のグループが出来上がってしまっていて、知り合いが居ないのならその中に入っていくのはなかなか難しい。

外国人って外国語ができてすごいなーって感じる人は多いかもしれない。でも、欧米人の場合、言語の根底の部分や発音がみんな似ているので、互いの言語の学習時間は短くて済む。小さい国では、英語くらいは喋れないと仕事がなかったり、自国の言語で大学の教科書が無かったりする。日本では仕事上で英語が必要な人は少ないし、大学どころか大学院でも日本語の良い教科書がある。必要が無いのだから、下手で良いと思う。

あと、実は外国人は、日本人ほど細かいコミュニケーションをしていないと思う。相手の言っていることを聞かずに自分の喋りたいことだけを喋っている人も多い。日本人でも年取るとそうなるか。

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