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【出産しました】娘と息子の初対面

先日、第二子である息子を出産しました。
2020年春生まれの娘と、2021年秋生まれの息子は、ちょうど1歳半差の年子です。


娘はまだまだ赤ちゃんですが、1歳の誕生日前後から、少しずつ自我が芽生えて自己主張するようになりました。話せる単語が増えて、よくお手伝いしてくれるしっかり者です。
そんな娘の成長スピードに日々驚かされ、微笑ましく思ったり、感心したり、疲れたり。

娘の“お母さん”をしていたら、お腹の中の息子に満足に話しかけてあげることもできないまま、どんどんお腹が大きくなって、あっという間に出産間近。
妊娠中、娘は大きくなっていく私のお腹をときどき不思議そうに眺めたり、撫でてくれていたので、もしかしたら何かを感じ取っていたのかもしれません。

「この中に、あなたの弟がいるんだよ。」

そう話しかけると、わかっているのかいないのか、娘はにこっと笑ってくれました。

まだ1歳半の娘は、一体どこまで理解できているんだろう? 

嫉妬や、赤ちゃん返りをするのかな? 


……寂しい思いを、するのかな?



息子を出産した翌日、私の母に連れられて、娘が産院まで会いにきてくれました。

病室のドアを開けて私の姿を見つけた途端、満面の笑みで飛び込んできた娘。
娘と同じ高さに屈んで、思い切り抱きしめた後で、ベッドに眠る息子の方に誘導すると、娘は息子と少しだけ離れた位置からじっと見つめ、私や母の顔を交互に見つめてきました。

「ヨシヨシしてあげて」

そう言うと、ゆっくり手を伸ばして頭を撫で、それから「てーて」と言いながら息子の小さな手を握り、キャッキャッと嬉しそうに笑っていました。

娘は、よその赤ちゃんや子どもに対してよく興味を示すので、息子に対してもすごく関心がある様子。

息子はというと、娘に手を握られる度にしかめっ面(笑)
ちょっと迷惑そうな表情に(これは退院後の今でもそう)。


翌日以降も毎日会いにきてくれた娘。
娘は指しゃぶりをするとき、片方の手は誰かに握っていてほしがるのですが、「てーて」と言って息子の指を強引に握り、指しゃぶりしていたのがとっても可愛かったなぁ。
けれど、それ以外はあまり息子に構うことなく、私のそばから離れようとしませんでした。(そうだよね。寂しいに決まっているよね。)


無事、退院した日。

夫も会いにきてくれて、娘にとっては久しぶりに両親が揃ったので大興奮!
家の中を歩くだけでもずっと手を繋ぎ、嬉しそうに、本当よく笑って。
息子がぐずると、「あれ? いたの?」という感じで、ベビーベッドにちらっと目を向けるけれど、私や夫の意識が息子に向かうのは嫌な様子で、外に遊びに行こうと私たちの服を引っ張ったり、とにかく息子のいる空間から私たちを引き離したい!という感じでした。

退院当日なのであまり動くのもよくないと思いつつ、入院中我慢させていた娘を少しでも喜ばせたくて、薄暗くなってから、娘と手を繋いで近所を2周だけ歩きました。

妊娠中、毎日のように娘と散歩していたコース。

手を繋いで歩きながら、「ねー、ねー」と顔を傾けて甘えてきたり、「よーい、どん!」と言う私の掛け声に合わせて手をパチンと叩いて走り出したり。
2人きりで、久しぶりに散歩したときの娘の嬉しそうな顔といったら。
思い出すと今でも苦しくなるほど、純粋な笑顔でした。
(でも、動けるからといって産褥期に動きすぎたり走ったりするのは本当にやめた方がいいです!このあと腰が痛くなったし、体はダメージを受けているんだと思いました。)

ご機嫌だったのに、「もう暗いからおうちに入ろう」と言うと、息子のいる家には帰りたくないのか、全力で嫌だと主張する娘。

抱きかかえてようやく帰っても、息子の授乳を見れば泣きながら奪おうとしたり。(カオスよ……)


それでも、少しずつ息子が家にいることに慣れ、その存在を受け入れたのか、退院から数日経った現在は、息子が泣いていればベビーベッドまで歩いて行ってトントンとあやしてくれたり、授乳中には頭を撫でてくれたり、「てーて」と言って手を握りながら指しゃぶりしたりしています。
息子が沐浴を始めると、息子用のボディークリームを手に持って待ってくれ、小さいおててでお腹に塗ってくれたりと、お世話好きなお姉ちゃん。

まだまだ「めちゃくちゃ好き!!」とまではいかないかもしれないけれど、息子に興味を持って、彼女なりに受け入れ、可愛がっているんだろうな。
そんな娘の様子を見ていると、いじらしくて、何度も抱きしめてしまいます。



そんな感じで、姉弟の日々はまだまだスタートしたばかり。

娘にとって、突然の弟の誕生は試練なのかもしれないし、お母さんやお父さんを取られたようで複雑な気持ちも抱えているのかもしれません。
でも、息子はきっと、あなたにとって良き遊び相手、味方になってくれるはずだから。そして息子にとっても、それは同じ。

これからどんな姉弟になっていくのかなぁと、母としては二人の成長が楽しみで仕方ありません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。