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ECHOES vol.2 雨奇晴好

シーズナリーで作成しているプレイリスト、今回は梅雨〜初夏を区切りとして晴れの朝/雨の夜をイメージした楽曲をセレクトしました。

香港出身、ロス拠点に活動しているSSW。この楽曲が収録されているEP『Time Machine』は透き通る空気を孕んだ優しい声とインディーフォーク〜エレクトロニカを縦断する都会的なムードのトラックが素敵。

瑞々しい音が軽快なビートの上で爆ぜ踊るエレクトロ。生ドラのスウィング感がビートに生気を吹き込んでる。こちらもEP単位でオススメしたい。

今年はhyperpopとその周辺ジャンルの新譜ディグに特に力を入れているのだけど、参入アーティストの急増により既にステレオタイプ化しつつあるシーンの中でも特に個性が際立っていた。エモやエレクトロニカを取り込み独自のメロディセンスでフィックスした楽曲はどこかThe 1975のような普遍的なポップバンドの影響も感じられる。ミニアルバム『Avian』はパンク・オルタナ・エレクトロニカ・トランス等幅広いジャンルに枝葉を伸ばしつつも一つの流れの中に纏まっていて、通し聴きすることでより深みが感じられる作品。


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