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【日本人とお金】日本人は「ユダヤ人」をお手本にして人生を生き抜こう!

少子高齢化に出生率低下、自然災害に「桜を見る会」。今の日本は1年後のオリンピックで盛り上がっててもいいはずの時期に、次々と社会問題が噴出しています。

加えて、相次ぐ芸能人の薬物による逮捕なんかも、「経済大国だった」日本の凋落を象徴しているようですね。

そうした社会問題に危機感を持ち、真正面から向き合って問題解決に取り組む人間がいないままどんどん心も懐も貧しくなっていく日本で、「これからの日本人はどうしたらいいんだろう?」と不安になることはないでしょうか。

はっきりいって、日本人は「ユダヤ人を見習う」ことが大切だと考えます。

ユダヤ人は少数民族であるが故に、紀元前のバビロン捕囚からナチスドイツによる迫害まで、実に様々な苦渋をなめてきました。そうした過酷な運命を生き抜くために、ユダヤの学者たちの議論を言語化した「タルムード」という経典をよりどころに歴史を生き抜いてきました。

日本の国力がすっかり低下してしまった今、ノーベル受賞者の20%を占め、Forbes長者番付の常に上位に名を連ねるユダヤ人に学ぶところは大きいでしょう。

そこで今回は、「ユダヤ人に学ぶ日本人のとるべき行動」について、3つのポイントから説明していきます。

「副業」「一攫千金」よりも、身嗜みをきちんとする

「日本人と服装」というエントリーでも述べましたが、最近の日本人の身なりは非常にみすぼらしく、社会人としてふさわしくない身なりができていません。例えば、髪型。通勤電車で回りを観察しても、きちんとヘアカットして髪を整えている人は非常に少ないことがわかります。特に高齢者は、自分ではかっこいいと思っているのか、伸ばしっぱなしの人が多く見受けられます。海外旅行者のほうがむしろ清潔で整った髪型をしており、同じ日本人として非常に恥ずかしい思いがします。「消費はいけない。投資をしなさい」といったユダヤの言葉を見習うことが大切でしょう。

スマホをOFFにして自分と向き合う

セブンイレブン代理店オーナーの告発をきっかけに、コンビニ各社が24時間営業の短縮に向けて動き出しました。私たちはその便利さにすっかり慣れてしまっていますが、いつでもどこでも欲しいものが変えるという社会はそれほどいいものなのでしょうか。ユダヤ社会では、金曜の夕方から土曜の夕方まで丸一日が「休息日」と決められており、店はもちろんあらゆる社会サービスが停止してしまいます。一見非効率なようですが、休息日は単に宗教上の休みではなく、「日常生活から離れ、本質的なことを深く考える日」とされているのです。片時もスマホを離さない日本人も見習いたい態度と言えるでしょう。

外国語で情報を収集し、多面的な見方を身につける

ユダヤの人たちは迫害によって自国を追われ、ヨーロッパ各地を転々とする生活を送ってきました。自分たちと文化や言葉も違う社会に溶け込んで生きていく必要があったので、当然ながらヘブライ語の他に英語も話せます。日本人の英語リテラシーの低さが問題なのは、世界のメディアで使用されている言語のほとんどが英語であり、英語がわからなければそうした最新の情報を入手することができないからです。鎖国状態にあった江戸時代ではないわけで、これだけ外国人が激増した現代の日本では、もはや英語が必要ないでは済まされません。日本の地上波マスメディアはいまだに日本語だけで放送しているため、国内オンリーの画一的な情報しか得ることができません。「学ぶことが大切だ。常に新しいことを学びなさい」といったユダヤの言葉もあります。外国語を学び、多面的な視点を身につけましょう。

★★★

東京大学法学部卒で外務省主審の著者である山中俊之さんは、元外交官の世界94か国を渡り歩き、その過程で得た世界の宗教についての造詣をもとに、組織や人事改革のコンサルティングを行っておられます。世界との関係が特に大事な日本が、必ず押させておくべき世界の五大宗教についての知識は、現代のビジネスパーソンにとっては成功のための必須科目でしょう。海外ビジネスに関係する人は必読の書です。


関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。