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旅行記 | 香川旅行log③


【大きなフェリーでGO】

香川旅行3日目。5時半起床。
身支度をし、朝ごはんを食べに行く。2日目と同じ和定食屋さんだが、前日と比べると今回は少しボリューミーなラインナップ。

▲鯖の塩焼きに筑前煮、いんげんの胡麻和えとちくわの磯辺揚げ。満足感のあるメニュー

最終日、今回の香川旅行のメインイベントである「直島」へ行く。1日目、2日目で買い込んだお土産たちをなんとかリュックに詰め込み、お世話になったホテルをチェックアウト。直島行きのフェリー乗り場はホテルから歩いて3分ほどのところにあったので心配はなかったが、念には念を、余裕を持って到着した。
乗り場には早めに着いたにも関わらず出航を待つ観光客で溢れかえっていた。このフェリー乗り場は直島行きだけでなく、小豆島や豊島行きのフェリーも出ているので納得だ。乗船券を買い、リュックをコインロッカーに預けてしばらくすると乗船のアナウンスがあった。

▲きっちり窓際の席を確保

船の中に入ると、席数の多さとラグジュアリーな内装に驚いた。
以前仙台の松島クルーズ船に乗ったことがあるが、それよりもかなり広く、快適な船旅となった。

▲開放的なデッキ。座り心地の良い椅子も用意されている

途中、前の席に座っていた韓国人旅行客の2人が全く席を立たないのを見て、「デッキに出て写真を撮らなくていいのか……?デッキに出れることを教えてあげるべきか……?」と悩んだが、お疲れの様子で1人が眠り始めたので助言するのをやめた(なお、私は英語も韓国語も喋れない)。

▲KodakF9で撮影。天気が良く波は穏やかで、素晴らしい海景

【アートの島 直島到着】

高松港から50分ほどで直島に到着。事前に予約をしていたレンタサイクルで電動アシスト自転車をレンタルし、いざ出発。
まずは港のすぐ近くにある、「直島パヴィリオン」を観る。

▲青空と白のコントラストが存在感を強調。夜にはライトアップしてまた違った顔を見せるそう
▲KodakF9で撮影。直島パヴィリオンは中に入ることができる

移動をレンタサイクルにして大正解だと確信。久しぶりに自転車に乗ったが天気が良かったこともあり爽快感抜群。坂や山道が多いので、電動アシストに助けられた。

▲最高のサイクリングロード。幸せ〜
▲途中で出会ったかわいい野良猫ちゃん

【地中美術館】

予約していた「地中美術館」へ向かう。地中美術館の中は撮影禁止だが、展示がある部屋に入る前の吹き抜け部分は撮影OK。

▲KodakF9で撮影。塀が高く、非日常感を味わえる

地中美術館は「クロード・モネ」「ウォルター・デ・マリア」「ジェームズ・タレル」の3つのエリアに分かれており、順番はどのように回ってもよい。特にモネの睡蓮シリーズが5点展示してあるゾーンは壮観だった。建物全体がアートなので展示のない場所でもじっくりと観て回れる。

▲トイレの流すボタン、大きすぎ?

出入り口にあるショップにてモネの睡蓮マグネットと地中美術館オリジナルデザインの定規とクリアファイルを購入。

【かぼちゃと旅の恥】

地中美術館を楽しんだあとはベネッセハウスミュージアムへ向かう。移動中、直島の有名なスポットを発見。

▲草間彌生の南瓜。写真を撮る人の列が絶えなかった

私の前に、カップルが互いに写真を撮り合っていた。なんとなく予感はしたのだがやはり「ツーショットの写真を撮って欲しい」みたいな動作をしたので私はもちろん笑顔でサムズアップをして、女性のスマホを預かりカメラを向けた。私はこのカップルのことを外国人(フィリピンの人かな……)だと思い、撮影時も「はいチーズ」ではなく「ワン・ツー・スリー」と声を掛けた。縦横一枚ずつ撮影してスマホを返すとき、女性が「撮りますか?」と聞いてきた。
エッ?!めっちゃ日本語?!日本人?と混乱のなか「only oneなので大丈夫デス……」となんとか返答。お互い笑顔で別れたのだが、日本人に下手くそな英語を喋っていたのかもしれないことが恥ずかしくなってしまった。もしかしたら日本語が流暢な外国人の可能性も捨てきれないのだが……。
旅の恥はかき捨てと言うので、気を取り直して次の目的地に向かった。

【杉本博司ギャラリー 時の回廊】

杉本博司の「劇場」シリーズが好きな私にとって、一番楽しみにしていたと言っても過言ではない美術館である。こちらはほとんどの作品が撮影OK。

▲海景シリーズ、劇場シリーズのみならず立体物や建造物の作品も展示している

この美術館は入館チケットに「呈茶券」が付いており、素敵な空間のラウンジでお茶とお菓子をいただけるのだ。

▲この日のお菓子は瀬戸内海をイメージした練り切り
▲KodakF9で撮影。作品・建物すべてが美しく、大袈裟ではなく時間の流れが変わったように感じた

じっくりと楽しんだ後ベネッセハウスショップで自分用にオリジナルキーホルダーと、家族へのお土産で草間彌生の赤かぼちゃのキーホルダー、同じく赤かぼちゃのパッケージのお菓子を購入。

【家プロジェクト・護王神社】

美術館エリアから少し離れたところに、家プロジェクトというアートプロジェクトを展開しているエリアがある。

家プロジェクトはアーティストたちが空き家を利用して展開している作品であり、全部で7軒ある。すべてを観て回りたいところだったが、今回は時間の都合上1つだけ観ると決めていた。先ほどと同じ杉本博司の「護王神社」だ。

▲護王神社の正面。
▲つやつやの石段。まるで氷のように見える
▲途中、良い撮影スポットを発見。南国みたい

この後スタッフのかたから懐中電灯を渡され、地下にある細くて暗い道を通ると、この作品の続きを観ることができた。この最後の仕掛けがまた素晴らしいので、行った際は是非最後まで観てほしい。

【残りの時間】

家プロジェクトのエリアからまた港の方へ向かう。これで島をぐるりと一周した。レンタサイクルを返すまでに時間があったので、休憩を挟みつつ周辺を散策。

▲KodakF9で撮影。人気の赤かぼちゃ。ちょうど人が居ないときに撮影できた
▲赤かぼちゃは中に入ることができる
▲直島フロート。酸味のある爽やかなソーダと甘いアイスクリームがマッチ。写真映えも完璧な一品
▲KodakF9で撮影。たくさんの素敵な景色に会わせてくれた直島に感謝

名残惜しいがこれで直島観光は終了。想像していた何倍も見応えがあり、半日では足りないと思った。もし2回目行くことがあるなら、直島内の宿に宿泊して1日中観光できるようにしたい。

【帰りの飛行機にて】

直島からフェリーで高松に戻り、リムジンバスに乗って高松空港へ到着。行きの羽田空港と違い高松空港はこじんまりとしていて安心感がある。
うどんを初日の1杯しか食べてないことが心に引っ掛かっており、空港内でうどんが食べれると知り手荷物を預けたあとお店へ向かった。

▲釜玉うどん。お昼を食べていなかったので鶏天も追加。美味しかった。

豪雨が発生し飛行機が40分ほど遅れるハプニングもありながら無事搭乗。これまでの思い出を振り返りながら帰った。

▲嬉しいことに帰りの飛行機で虹が見えた。香川県のサービス精神に脱帽

〜終〜

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