日本最後のご飯
大抵、日本へは1年に1回は帰省している。
今年は、こんな状況だし、残ってる有給全部使っちゃったし、行けるかどうかは分からない。
どうなる、残りの2020年の私。
日本へ帰るときは、大体3〜4週間。
この時とばかりは、自分が食べたいものを食べる。体重カロリー気にしない。だってタヒチに帰ったら、食べられないんだもん。
最近では、胃薬は常用薬で(太田胃散が自分の中でブーム)、お財布に常に入ってる。たまに、タヒチのご飯が合わなかった日本人のお客さんにあげたりするし、いざという時安心。実はお財布には、その他にウコンも入ったりもする。
食べて食べて、飲んで飲んで、食べて、飲んでの繰り返し。食い倒れ上等だ。
そして最後、タヒチに帰る成田空港で食べるものは、基本決まっている。
生ビールとまい泉のヒレカツサンド
特に、ヒレカツサンドに関しては売れ切れている可能性もあって、
その時の私は、店員さんにショックを隠し切れているかどうか自信がない。
そして最後の空港での買い物。
成田空港(タヒチは第二ターミナル、エアタヒチヌイが週2で運行している)には、いろんなものが売っていて、毎年行く度に新しいものがあったりして楽しいひととき。
そして、搭乗口に着く頃には、とんでもない荷物になっている私。
中でも、ヨックモックのシガール、白い恋人は、タヒチに持って帰る定番土産。
そしてタヒチに戻り、リフレッシュしてまた再スタート!
ただ食に関しては、休暇後1ヶ月弱を過ぎたあたりから、食鬱に突入する。
日本から持ってきたものが底をつき、現実を思い知るからだ。そして日本での体重増加が、ここで一気に戻る。
私は、これを数年繰り返している。
あー日本食が恋しい。
先日は自分で寿司を握った。
巻き寿司ではなく、握り寿司がどうしても食べたくなり、新鮮なマグロと卵をゲットできたので、自分で作ることに決めた。
食べたいものは自分で作る、海外あるある。
個人レベルで家庭的な出来ではあるけれど、寿司は寿司。胃に染みた、ああ満足。
タヒチで今までこんなにマグロ、卵を味わって食べたことはあるだろうか。
しかも、ロックダウンで時間はあるので、いつもより比較的丁寧。日々の仕事に追われていたら、まず作らないし、もっと雑になるだろう。
他にも、食材を無駄にしないようにと工夫したり、買い物行く時は必要なものをリストアップしてとロックダウン前にはあまり考えなかったことを実行している。
この1ヶ月の大きな変化だ。
物が簡単に手に入り、そのありがたみが気薄だったロックダウン前。
これからは、本当に自分に必要かどうかを見極める、そういう意識が自ずと働くであろう。
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