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Move Your Body (トレーニングのためのプレイリスト)

友人の依頼で、トレーニングの時に聴くプレイリストを作成しました。
家にいることが多くなった時期、体を動かす目的で始めたランニングのBGMとして聴いていた曲を中心に選曲しています。気分が上がる曲ばかりをセレクトするのではなく、緩急のある展開を意識して流れを組み立て、最後までモチベーションが続くように並べました。
あなたのモーションに寄り添う音楽として、運動のお供にしていただければ幸いです。Let's move your body!!!


ENERGY / Disclosure
イギリス出身のダンスミュージックデュオ。彼らは90年代生まれの兄弟同士で、米国生まれのハウスミュージックを若い感性でアップデートしている。この曲は本格的なサンバを下敷きにしたリズムが特徴的で、モチベーショナル・スピーカーであるエリック・トーマスのサンプリングボイスが、辛いトレーニングのやる気を引き出してくれるはず。

MOVE YOUR FEET  AS YOU LIKE / tofubeats
神戸市出身のDJ、プロデューサー。初期はポップな作風の曲が多かったけれど、最近はこんなハードなテクノも。禁欲的なサウンドにも聞こえるけれど、繰り返されるメッセージは「好きなように、足を動かすんだ」。反復するビートに合わせて、身体を動かそう。

Mountain Dew / ケンモチヒデフミ
「水曜日のカンパネラ」のプロデューサーとしても知られる音楽家のソロプロジェクト。ジューク/フットワークの名称で知られるシカゴ生まれのダンスミュージックに沿ったリズムで、この曲を収録するアルバムタイトルも「沸騰 沸く」でユーモアがある。異常な速さでステップを踏むフットワークから運動のインスピレーションを沸かせても面白い。

Claustro / Burial
UK出身、ダブステップにおける最重要人物。2ステップのリズムに、ソウルミュージックの亡霊的なサンプリング。漆黒の闇の中で無心に踊るのにふさわしい、孤独な連帯のためのサウンドトラック。BPM140弱の早いビートは上がってきた心拍数にもぴったり寄り添ってくれる。この曲を聴きながら、深夜の公園を走りたい。

RUN feat. KID FRESINO / Answer to Remember
今や「元King Gnuのドラマー」という紹介をする必要がなくなるほど、独自でハイレベルな活動でフィールドを広げ続けるジャズドラマー、石若駿のプロジェクトから、ラッパーKID FRESINOを起用した曲。ドラマーの手の動き、ラッパーの口の動きを想像しながら、自分も身体を動かしてみると、意識していなかった筋肉も動きそうな気がしてくる。

メロス / 水曜日のカンパネラ
ステイホームが続いた期間、ランニングしながら考えたプレイリストなので、走ることをテーマにした曲をいくつか選曲したくなった。太宰治「走れメロス」を題材に、コミカルかつシリアスに展開する曲。ちょっと辛くなって休みたくなった時にサビのフレーズが流れれば、グッと心臓が鼓舞される。

No Hope Generation / Mura Masa
日本の妖刀から名前をとっているけれど、UK出身のプロデューサー。1stアルバムでは新鮮なダンスミュージックを鳴らしていたが、2ndアルバムの音は一転してモダンなパンクサウンド。初期衝動を端正に表現した疾走感のあるこの曲は、タイトルがいかにもって感じなところも良い。ちょっと疲れた体も、自然とエンジンがかかる感じ。

スポーツマン / 細野晴臣
YMOや、はっぴいえんどでおなじみの細野さんのソロアルバム、フィルハーモニーからの曲。およそスポーツらしくない曲で、歌詞の内容も運動のできない男が「スポーツマンになるんだ」と自分に言い聞かせる内容。トレーニングに自己啓発・自己肯定を目的とする側面があるとすれば、この曲のフィーリングにマッチする部分もあるのかも。

Blinding Lights / The Weeknd
カナダ出身のザ・ウィークエンド、最大のヒット曲。同曲のエアロビチャレンジでは日本のきゃりーぱみゅぱみゅまでが参加し、2020年の世界的ミームに発展した。曲調はテイク・オン・ミー / a-haの現代版だが、MVやジャケット写真はジョーカーを連想させるダークな世界観で、デビュー前からのイメージをより強固にしている。

Physical (Mark Ronson Remix) / Dua Lipa
UK出身のシンガーソングライター・ファッションモデル。最新アルバムをリミックスした作品収録で、同じくUK出身のプロデューサー、マーク・ロンソンのリミックス。「肉体的」の意味はトレーニングのそれとは違うけれど、体を動かすのは気持ちがいいと言う意味では同じかもしれない。同アルバム収録の星野源リミックスも合わせて是非。

I Don't Care / Ed Sheeran & Justin Bieber
エド・シーランとジャスティン・ビーバーがコラボレーションした軽快なポップソング。レゲトンのビートが、トロピカルなフレーバーを感じさせてくれるのも面白い。トレーニングの最後は、アップテンポなチルアウトを。ヘトヘトになっても、気分だけは「気にしない」と言って終わりたい。

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