マガジンのカバー画像

原始人A

14
本
原始時代と比べて、現代人はどれくらい進歩したのでしょうか。科学やテクノロジーは確実に進歩していますが、人間そのものは、実はそれほど大きくは変わっていないような気もします。そんなこ… もっと読む
運営しているクリエイター
岩下 智
岩下 智

岩下 智

014　まよい

この話は、いま描いておいた方がいいような気がしました。こんなことは、原始時代の小さな子どもでも分かることです。いわんや○○をや…
岩下 智

岩下 智

001　はじまり

食べ物で大事なのは、やはり「鮮度」だと思うのです。どんな食べ物でも、産地に行って新鮮なものを食べるのが一番おいしいですし、例えば自宅で作ったキュウリでも、収穫してすぐに食べると格別においしいものです。最終的には、生えてるものをそのまま食べるのが一番おいしいのではないかと思います。そんな根源的な喜びも、日々の生活でバタバタしていると、案外気づかないものです。ちなみに、「アー」という名前は手抜きではなく（笑）、なんとなく「はじまりの人」という意味を込めて名づけました。
岩下 智

岩下 智

002　むかし

いつの時代にも、過去と未来があります。「昔はよかったなぁ」と思うこともあれば、「世の中もっと便利になったらいいのになぁ」なんて思うこともありますが、自分が生きているその時代が、自分にはいちばん合っているんじゃないでしょうか。たまに、もう技術なんて進歩しなくていい！原始時代みたいに根源的な生活に戻ろう！なんて乱暴に考えてしまうこともあるのですが、すっかり現代にズブズブになって生活している身では、まぁまったく適応できないんでしょうね…。
岩下 智

岩下 智

003　あるく

歩きスマホ、危ないですよね。自分もたまにやってしまうのですが、たぶん「自分は大丈夫」という過信がよくないのでしょう。でも、前から来る人とぶつかるだけでなく、歩くスピードが遅くなるので、うしろの人にも迷惑がかかります。「自分の行動で、周りにどんな影響があるか」という「想像力」が大事なんじゃないかと思います。原始人でもきっと「前を向いて歩かないと危ない」くらいは気づいていたはずです。自戒も込めて。（※今この文章を歩きながら読んでいる方、ご注意ください）
岩下 智

岩下 智

004　よろん

浮気がまだ文化ではなかった時代にも、こんなことがあったのでしょうか。同調圧力なんて言葉もありますが、何とも恐ろしい話です。ぶっちゃけ何だかなぁ、という感じを共有したかったので、あえて取り上げてみました。
岩下 智

岩下 智

005　げんき

とにかくスケールの大きいもの（特に大自然）を見ると、自分が悩んでいた問題なんてちっぽけなものだったんだなーと思えて、ちょっとスッキリする感覚。これは大昔から変わらないものなんじゃないでしょうか。しかし現代では、都会に住んでいたりすると、本当にスケールの大きなものを見るのも一苦労です。これも、世の中が便利になったことの弊害のひとつかもしれないなぁ、と思うのです。
岩下 智

岩下 智

006　しごと

女性活躍の時代は、実は今に始まったことではなく、偏見や差別という概念そのものがなかった時代には、よりパワフルな女性が活躍していたかもしれません。そして、もしもそんな時代がずっと続いていたら、今の社会ももっと変わっていた可能性もあると思います。「男だから…」「女だから…」という偏見や差別は、文明社会が生み出した大きな過ちだったのかもしれません。
岩下 智

岩下 智

007　しかけ

「職住近接」という言葉がありますが、大昔は徒歩以外の交通手段もなかったわけで、必然的に仕事場と家の間は近かったのではないでしょうか。近くであれば、無駄な通勤時間が削減できるだけでなく、家事にも育児にも介護にも、助けになります。世の中が便利になったことで生まれてしまった不便なことが、まだまだいっぱいあるような気がします。
岩下 智

岩下 智

008　ばなれ

もはや言い古された感のある「若者の〇〇離れ」ですが、今に始まったことではなく、大昔もこんなことがあったのかもしれません。完全におじさん目線の言い回しだと思いますが、離れるには離れるだけの理由があるのではないでしょうか…。
岩下 智

岩下 智

009　はやり

節分の朝、恵方巻きを食べている最中に思いついてしまったので、急いで描きました。節分というのは、かなり変な風習です。そこそこメジャーな行事なのに、やることといえば豆を投げるかのり巻きを食べるかぐらいで、飾りつけもなければ、パーティーもありません。聞くところによると「ワタナベさん」という苗字の人は豆まきしなくていい、なんて話もあります。何なんでしょうか、ほんとに。
岩下 智

岩下 智

010　いみふ

流行というのは、ちょっと前に流行ったものですら、思い返すとなんであんなに流行ったのかよく分からない、ということがあるくらいなので、大昔に流行ったものなんて、まったく想像もつきません。が、実際に流行ったものとか、流行りそうで流行らなかったものとか、見てみたい気もします。
岩下 智

岩下 智

011　とおく

電話が発明されて以降、通信技術が発達したおかげで世の中はとても便利になりましたが、それにともなって人と人の間の距離も、少し離れてしまったのかもしれません。どちらがいいかは分かりませんが、電話ごしに話すのと、直接会って話すのとでは、その価値はまったく異なるものだと思います。
岩下 智

岩下 智

012　なまえ

岩下 智

岩下 智

013　いない

原始時代でも「いないいないばあ」みたいなことは、やっていたかもしれません。そして、大人が遊んであげているつもりで、実は自分の方が遊ばれていた、なんてこともあったのかも…