見出し画像

舞妓さんの年齢上げませんか?

元舞妓さんという方の暴露ツイートがきっかけで『舞妓』という存在がにわかに注目されています。

「16歳で大量の飲酒やお客との混浴を強要された」など大変衝撃的な内容で、そのツイートの真偽を疑う人・元舞妓さんを名乗る人物からの擁護と波紋が広がっています。

私が一番衝撃を受けたのは、舞妓さん達の年齢です。
お酒を全く飲まないせいか、今まで京都の花街のような世界に興味がなく知識ゼロでした。

舞妓(まいこ)は、京都の五花街(上七軒・先斗町・宮川町・祇園甲部・祇園東)において、舞踊・御囃子などの芸で宴席に興(きょう)を添えることを仕事とする少女のこと。芸妓の見習い修行段階の者をいう。
古くは「舞子」と書き、かつては9 - 13歳でお座敷に上がり接客作法を学び、芸能など修業して一人前の芸妓に成長していた。現在では中学卒業後でないとなれない。
芸妓になる時期は20歳前後の場合が多い。

Wikipediaより

つまり舞妓さんは15~19歳のティーンエイジャーが大多数という事です。

では舞妓さんはどういった一日を過ごすのでしょう。

朝の起床は、午前8時から10時ごろというのが一般的。朝食の後、10時ごろから午後1時ごろの間に、女紅場や歌舞練場に行き舞踊などの稽古をします。厳しい稽古が終わると遅い昼食。自分の置屋に帰って食べたり、同僚の舞妓と外に出かけたりと、その日によっていろいろです。このあと夜6時ごろからのお座敷に出る準備までの2時間ほどがフリーの時間。これも前夜のお座敷で遅くなった時には昼寝をして英気を養ったり、本を読んだり、また、稽古のおさらいをしたりと過ごし方は思い思いのよう。お座敷は毎晩のようにあり、深夜に及ぶこともしょっちゅうで、帰ってから後片付けなどすると、床に就くのは午前1時を回ってしまうということもよくあることだそうです。なかなかハードですね。

公益財団法人京都伝統伎芸振興財団ホームページより

未成年なのに、お座敷に出ればお客にお酌もします。しょっちゅう深夜まで。

公益財団法人京都伝統伎芸振興財団とは通称「おおきに財団」として知られる、舞妓などの伝統伎芸の保存や継承を目的にしている団体。
「なかなかハードですね」とあっけらかんと締めくくってしまうあたりが恐ろしいです。

「伝統文化」という言葉を隠れ蓑に自分の娘、もしくは孫ともいえる年齢の少女たちにお酌をさせて上機嫌な金持ちオヤジども……
控えめに言って”気持ちが悪い”。

舞妓さんの最低年齢は二十歳にするべきでしょう。
もしも反対の声があるなら是非ともその根拠をお聞かせ願いたいです。
「舞妓は二十歳になってから」。

不思議なことに、女性の性差別や性搾取と戦っている方々が舞妓さんについて声を荒げている姿を見たこと聞いたことがないんですよね。
私の勉強不足なのかもしれませんが。

舞妓さんは日本の闇の一つです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?