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『人がすぐに変われないのは、理由がある』*

◆今回は「勝手な原理原則」を書かせていただきます。

これは私が考える「人の行動や性質に関する原理原則」を勝手に書かせてもらうものです。

全般的には違うけど
「何となくあるかも・・」と思っていただける部分があれば幸いです^ ^


◆ 隣の芝生は青く見える

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上司と部下、親と子、あるいは夫婦などの人間関係において
トラブルになりがちなのは

「なんで出来ないんだ」
「一回言えば分かるはず」
「何回失敗すれば気が済むんだ」などと

「人が変わらない、すぐに出来ないことへの不満」が大きくなる場合があります。

人は、自分のことは棚に上げて
「相手が出来ない」ところばかりが目について不満の種になってしまいます。

人は、自分のことより、相手のことが
よく見えるように出来ているのです。

特に
相手の欠点や、できていないところは
すぐ目につきます。

そして、自分が出来る出来ないに関わらず
人への要求が高くなるようになります。

これは、
悪気をもってやっている訳ではなく、

実際自分のことは、自分では見えないし
人の見える部分に反応するのは仕方ない
のです。

車の運転中に例えるならば
進行方向の道路状況や対向車、歩行者に
意識を集中させていると

自分の車の状態は、直接見えないし
なかなか意識が向きません。

あえて、車の計器類やタイヤの空気圧など
自分の状態を意識しないと

なかなか気づかないものです。


◆ 人は簡単には変われない

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自分が指示・命令や注意したことを
すぐに反映できていない場合、

あるいは、三度目の正直というように三回目まで待っても出来ない場合、

自分の指示に従わない現状に
つい怒りや不満の感情が湧いてきます。


人は、自分のことは置いておいて
出来ない人を責めてしまいがちです。

特に権力や権限を与えられている立場だと
なおさら強くなります。

そして、イライラや不満が大きくなり、
相手に怒りの感情をぶつけてしまい、
周囲の雰囲気を壊したり、
自分のストレスを過剰にしたりします。

そこで思い出してほしいのは
「人はすぐには変われない」という原理原則です。

人それぞれ生まれ持った性格、得意・不得意などの特性やこれまでの経験を持っています。

人の筋力に例えるならば、
生まれ持った筋力と、よく使う筋肉は、すごく発達するけれども
使わない筋肉は、低下していく様なイメージです。

人の能力においても、
もともと保有していた力と、

使い続けて発達した能力が発揮できる分野なら
すぐに対応できますが

発達していない分野だと
改めて鍛え直すことが必要なのです。

筋力が鍛えれらるまでには
時間と段階的負荷が必要
なように

反復して鍛えることによって
能力が段階的に上がっていきます。

人の能力は筋肉と同じように
一朝一夕ではつかないものなのです。

それとこれは別で
本人のやる気など気持ちの問題だという考えもあると思いますが、

人の興味関心や意欲などの意識の使い方にも
人の能力・性格やそれまでの経験により
人それぞれ特性があるのです。

自分のことを振り返ってみると分かりやすいと思います。

人には厳しく指摘や指導をする機会が多くなると、できて当たり前という感覚に陥ってしまいますが、意外と人に言われたことは、うっかり忘れたり、意識しても出来なかったりします。

趣味などの分野で、人から習う経験をするとすぐに分かります。
すぐに出来ない自分にイライラしますが、何回言われてもできない自分には呆れて笑うしかない状態になってしまいます。

自分の状態を知り、謙虚さを保つには、「人に習う経験」は大切です。


◆ 相手のやる気を責めるより、自分のやり方を改める

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出来ない人、やらない人を見た時に

「なぜ、できないのか」
「なんでやる気になれないのか」

つい相手を否定して責めてしまいます。

そのような状態になると、相手も焦りや怒りなど不快な感情をもたらしますが、自分にとってもイライラなどの不快な感情が大きくなります。そして、お互いに不健全な状態に陥って、さらに状態が悪化していきます。

そんなときの対処法は、
「相手の状態を受け入れてしまうこと」です。

「できないのも当たり前」
「やれないのも無理はない」
「やり方が分かっていなくても仕方がない」と

とりあえず、相手の今の状態を受け入れてしまうと自分の状態が落ち着いて、新たなアプローチ方法が見えてきます。

出来ない現状を否定して、さらに同じ方法を繰り返しイライラするよりも

相手ができるレベルまでハードルを下げたり、回数を経験させるなど自分がやってきたやり方を振り返って、改めることも一案です。

ポイントは、
「お互いの健全な状態が、業務の円滑化につながることが多い」ということです。

人には、利き手があるように
得意不得意な部分があります。

慣れていることは、すぐできるけど
慣れていないことが、できるようになるには時間がかかるのです。

人は、自分のことは置いておいて
できない人を責めてしまいがちです。

特に権力や権限を与えられている立場だと
なおさら強くなります。

人のやる気を責めるより、
自分のやり方を修正する方が
より健全な現状の改善につながります


【 まとめ 】

◆人間関係においトラブルになる場合に
「すぐに出来ないこと」への不満が原因となることがある。

◆本人のやる気など気持ちの問題だ
という考え方もあるが
人の能力・性格やそれまでの経験により
人それぞれ特性があるのを理解する必要がある。

◆人には利き手があるように得意不得意がある。
慣れるまでには、時間がかかることを理解して、長い目見る意識が大切


今日もありがとうございます!

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