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【令和4年度 アカデミーハウス 5月レポート】


≪R4年度 アカデミーハウスが開講して1ヶ月が経ち、PBLが始動!!≫
5月は、3つのチームに編成され、メンバー同士が「問い」を立てながら地域課題や次世代にコミットしたテーマ設定及び課題設定に注力しました。

PBL活動 始動時の説明中

≪5月の活動≫

1. PBL講座・グループワーク

◆ 5 月 7 日「PBL講座 ⑨ ~ 課題設定の仕方 ~」
1. 課題設定の仕方についてガイダンス
2. テーマの決定
   ※前半チームで話し合って決定し、後半発表をする

◆ 5 月 18 日「PBL 5月次進捗報告会」
各グループに分かれて初めての進捗報告会&アドバイス。
それぞれが、山口にある社会課題について調べ、設定したテーマの具体的な発表をする。

月に1度ある各グループでのPBL活動、進捗報告会の様子

◆ 5 月 21 日・25 日・28 日「PBL グループワーク」
各グループが発表したテーマから、調査や意見交換などグループワークを行う。

週に2回程度、各グループが「テーマ=課題」に沿った、PBL活動をしています。

2. CD講座

◆ 5 月 11 日「CD(キャリア開発)講座 ① 」
1. 講師自己紹介、アイスブレイク
2. キャリアとは何か【講義】
   ・キャリア開発とは
   ・モチベーションマネジメントとは
3. 自己資源の棚卸【演習】
   ・ライフラインチャートでの振り返り

※CD講座でのねらい
仕事(学業)に対する意義を再認識し、今後の進むべき方向性を定め、仕事(学業)に対するモチベーションアップを図る。
これまでの経験や能力や価値観、欲求を振り返り、今後のキャリアの目標や方向性を検討する。

3. 外部交流

◆ 5 月 17 日 「JC吉南*megriba*アカデミーハウス 哲学カフェ」

吉南青年会議所、Megriba、アカデミーハウスの面々が交流した「哲学カフェ」の様子

オープニングに 3 者の事業紹介後、哲学カフェ「魅力あるまちとは?」をテーマに意見交換を行った。“自分が思う「魅力あるまち」”や“魅力を感じる具体的な要素”、“魅力ある町にするにはどうすれば良いか”などを多様な視点・価値観から知り、そして吟味し発言する。思考を巡らせながら 3 者間で意見交換を行った。
地域、特に山口市を拠点とする吉南青年会議所 様、Megriba 様のご意見を聞く貴重な場であった。
ファシリテーター・小川 氏より最後に、「哲学対話は、〈結論〉を出す場所ではない、この意見交換を持ち帰り、そして思い出し、今後生み出るであろう“方法”を編み出す場所としてなると良い」とあった。これは 2 期生にとって、今後 1 年間通して活動する PBL(課題解決型学習)の参考となる。当イベントで出た意見から、“魅力”となる素材はどこにも存在する。
この素材を“大きな魅力”に繋げる方法を見つける・考える為の機会になればと期待する。

≪利用者の感想≫

1. 5月の感想・気づき

・グループごとに分かれてのPBL が本格的に開始となり、議論をする難しさを強く感じるようになりました。反省点としてPBLメンターが情報発信をしてくれたツールや思考法を有効活用しなかったことが、議論が進まなかった要因だと思います。
またCD 講座は正直なところ、受講することは憂鬱でした。現在の仕事が好きで好きたまらないというわけではなく、かといって転職を検討しているわけではなく、理想と現実のギャップを突き付けられるだけだと思ったからです。
しかし今の仕事にも好きな要素はあるのだと認識することができました。仕事に臨む姿勢も変化できる様に思えます。

「自分の軸は何かを考えたい」が今月のまとめである。先月は入居後間もない一カ月間で、違いに気づく、味わうことを感じた月であった。今月は外部交流プログラムや、PBL でのグループワーク等、ただ交わるのではなく、互いの想いや理想を共有する時間が増え始めた月だった。コミュニケーショ
ンが深くなるにつれ、相手がどう思っているか、という部分に目が行きがちになってしまい、自分はどうしたいかを抑圧する場面が多くなっていた。AHの入居者や関係者とは、私も大事、相手も大事という前提に立ちながら「じゃあ、私たち、何ができるかな?」というアサーティブな関係性を築い
ていきたい。そのために、自分は何のためにここにやってきたのか、大事にしたい価値は何かを言葉にして、大事にしたいと感じた。

・学んだことは疑う力です。
課題設定一つにしてもその課題がまず本当に良くないことなのか。今までなら思考停止して良くないと思ってたことでと、哲学を使って様々な視点で見ることで案外気にすることではなかったり、逆に新たな真の課題を発見できたりと勉強になることばかりでした。
グループワークでは仲のいい雰囲気は作り出せていると思いますが、本当に課題解決をするのであれば建前だけの会話は何の意味も無いと思います。そういうところで言えば本音でぶつかるということがこれから自分達の班では1 番大事になってくると思いますので、みんなが意見しやすい雰囲気作
、そしてどんな意見でも否定しないというのが心がけて、取り組んでいきます。

・5 月は、PBL のグループ活動が本格的に始まって、またSNS 運用チームも始動し、AH のメンバーと議論をしたり、協力をする機会が増えました。お互いの特性を知ったり、相手の持つスキルから学んだりと、AH のメンバーから気づきを得る機会が多かったです。また、PBLメンターのメンタリングを通して、「問題の本質を捉える」ことに沢山向き合った1 か月だったと思います。どうしたら問題の本質を捉えることができるのか、100 パーセントの理解はまだできていませんが、AH の活動だけでなく何事においてもこのスキルが非常に重要であることを、日常生活でも感じています。まだまだ模索しながらではありますが、AH のメンバーと協力し、刺激をもらいながら、よりこのスキルの理解と実践ができるようになりたいと思います。

・今月の活動では、時間の浪費が多かったと思う。というのも、問題と減少の認識をうまくできておらず案だけが出て何か決まったようで実は決まっていなかったりというのが続いた。PBLメンターに協力してもらい問題と現象の違いについての違いについて指南してもらい、とても助かった。最終的にはこれからの方針を決めることができたので、私としては良かったと思った。さらには、寝坊をたくさんしてしまいとても後悔と負の気持ちになった月でもあった。今後はこうならないように再発防止に努めたいと思った。
生活面については特に困ったこともなく、平和に過ごせた。

・5 月では、PBL を通してグループワークでの活動が主にありました。今までの僕が個人的に携わってきたチーム(アカデミーハウス外です。)だと、やることが先に決まっていて、賛同する人と行う事や、やる気のあるメンバーで活動を行い、やる気のない人は最初から活動に交えないやり方をして
きたので、まずは、やることを決める段階や全員の方向性を統一させるのはとても難しいことだと実感しました。お互いのもっと知るために会話や気持ちを整理して、もっとアドバイスをお互いにでき、上を目指すというよりは、全員でまっすぐ進めるようにまずは、僕から率先して今後も頑張りたいと思います。

・アカデミーハウス内だけでなく、メグリバの方々と合同の哲学カフェがとても印象に残っている。
バックグラウンドが様々だと、出てくる意見も多種多様であることをとても感じた。キャリアデザイン講座が自己分析になるし、またチームのメンバーのことも詳しく知れるという点で、今後の活動に生かせそうだなと感じた。

・5 月はグループ活動が始まり課題に向けてみんなで話し合いをするようになりました。そこでの私はぶっ飛んだ発想が出来ず、チームみんなに迷惑をかけているのではないかと思い落ち込んだりしてました。
しかし私がなかなかに提案が出来ずにいるとチーム皆がフォローしてくれたりしてたのですごく助かっています。

・【学び】
物事(プロジェクト等)を実施する際に、「何をやるか」と「誰とやるか」の2 つがとても重要な軸であると学んだ。
熱意の入れ方のバランスが大切であると感じた。「押してダメなら、引いてみる」発想の転換も重要だと学んだ。
人との距離感を選ぶことが必要だと学んだ。
まずは、「やってみよう」精神で動いていくことが重要だと学んだ。また、「やろう」と言い出してくださった方を煙たがるのではなく、温かく迎えることがチームにとって重要だと感じた。
仕事ができる人とは「現状から理想の状態にもっていける人」のことである。

キャリア開発の講座において、自己の棚卸資産を書き出していくことで、自分自身の特性について、再確認することができました。講座の中でのワークを用いて確認していた際には、自分の予想していた特性があると現れていたので、やはりそうなのか。と思い直したところであります。だだ、予想していた事とは別のスキルも発見でき、驚きを感じました。自分自身、その「スキル」を求められるところは、不得意分野としてあまり通らないようにしていたような気がします。今後は、その「スキル」を求められてくるようなところでも、活躍をしていけることができるようになれば良いなと考えております。この気付きは、アカデミーハウスに入って一番の発見であると思います。

・チームでのPBL が本格に始動して、メンバー全員が予定を合わせて集まることがまず難しいと実感しました。
活動では、「どうすればうまく進めて行くことができるか」1 人が抱え込んでしまっていたということがありました。 後日、1 人で抱え込まないようにとフォローしましたが、なかなかそういうわけにもいかず、いろんな人がいるなぁという感想です。
これから行っていく活動の基となる課題の設定に関しては、5 月の進捗報告会の際に小川先生より指摘を受けたことを踏まえ、一度ゼロから構想を練り直しております。
現段階では、4 名の集まりがいいので、1 ヶ月目の仕上がりとしては十分なのではないかと思いました。

・5 月は、PBL でも重いところを行っていたこともあり、思うように進まなかったという印象です。
小川先生にも進捗報告会でフィードバックをいただきましたが、実際に行った時間よりも進んでないように見られてしまったのは、発表の練習の不十分さがあったと思います。次回は、より練習して余裕を持って取り組みたいです。
生活においては、何の不自由もなく過ごせました。少しずつ色々なことが決まってきて生活もより安定するのかなと思います。何のために来たのかを見つめながら生活していきたいです。

・仕事にまだ慣れておらず、生活のリズムが整わない中でどのように活動に参加していくかを深く考えた月でした。
仕事、家事、グループワーク、副業の計画… アカデミーハウス以外の活動が多いなかで、グループの一員として活動できるような生活リズムをこれから作る予定です。
そのために現在は、私がすることの取捨選択をする予定です。
自炊や買い物の時間を減らす、余暇の時間を減らす、作業は家など近い場所で行って移動時間を減らす…などを考えています。

2. 自身が思い描く、理想のチーム像とは

・メンバーの個性として大きく分けて「積極的に意見を言う人」と「意見を出すのに消極的な人」の二種類に分かれると思う。意見を出さない人は活動に関わりたくないわけでなく、意見を出す人と衝突することを嫌うことが多い。この場合、双方とも不満が蓄積していくことにもなるし、建設的な議論
にならないと思う。まずは他者の意見について受け入れる雰囲気作りが必須である。自分の役割としては、双方を繋ぐ立ち回りをして行きたいと思っている。

・私が思い描く理想のチーム像は「志を共有するための努力ができるチーム」である。チームとは何かを考えた時、何かを達成するために集まった人々というイメージが真っ先に浮かんだ。しかし、達成することだけを見ていても、「何のために」という原点がなければ、何か問題に直面した際に方向転換が困難になってしまう。また、時間の経過とともに個人の状況やチーム内の関係性も必ず変化していく。その変化をいち早く察知し、構成員各々ができることを常に思考し、行動に移せるチームを作っていきたい。そのために、気づく力、自分を律する力、思考を行動に移す力、習慣化する力を個
人として備えていきたいと思う。

・全員のベクトルが一つになっていることです。
例えばアカデミーハウスのグループのことで言えば全員が課題を理解しており、理想をしっかりと伝えることができる。会社でも店舗の全員が売り上げ目標、営業利益を瞬時に聞かれても回答できる状態だと思います。そのためにはその中のリーダーが渦の中心となり周りを巻き込み誰にも負けない
熱い闘魂を持って臨むことが必要だと思います。
まだまだ私自身は程遠いですが、やはり 将来のリーダーとなるためにも自分にできることを一生懸命に考えて取り組んでいきます。

・私が思い描く理想のチームは、①メンバー全員が納得感を持ったうえで、あらゆる形でチームに貢献できている状態、②全員がチームの目指すビジョンを自分自身の言葉で咀嚼できている状態、③お互いに刺激を受け合い成長ができる状態、の3 つの観点があると考えます。これらを満たすには、あ
る程度のメンバー同士の理解と、信頼関係が必要だと思います。チームでの活動は始まったばかりで、まだまだ難しい部分もありますが、しっかりとコミュニケーションをとってチームを作り上げていきたいです。

・私の目指す理想のチーム像とは、個々の意見を受け止め吟味してよりよいテーマに向かうチームだと思っています。その理由は、個人が突っ走るとチームでいるメリットがないからです。私はただ案を出す、話すだけならば個人でもできることだと思います。せっかくのチームで行うPBL なので、しっかりと吟味することを心がけて行きたいと思います。これを個人個人が無意識のうちにすれば私の理想のチームに仕上がると思うので私から初めて、最終的には気づかないうちにそうなっていたという状況に持っていきたいと思います。
ただ、話し合いについては良い意見がたくさん飛び交うので受け止める前にそもそも意見がないなんていう心配は、私のチームにはいらぬ心配でした。

・僕が思い描く、理想のチーム像は、一人ひとりの個性が出せるチームです。チーム間で年齢や性別も違えば、やることも各々の考えがあり、価値観から考えからすべて違うメンバーで構成されていると思います。だからこそ一人ひとりが持っている知識や技術力、考え方を発揮できる環境であればたくさんのことが実現でき、それがチームだと思います。一人ではできない作業や知らない知識でも適材適所という言葉があるように、各々の思い描く理想のチーム像からまず共有して、目指す場所を統一していきたいと思います。

・メンバー全員が、そのグループ活動を楽しくストレスフリーに行えること、そして自分の意見をきちんと伝えられるような雰囲気づくりができているチームである。今現在、自分のグループはこれとは結構かけ離れたところにいるので、中立的立場にいる私が少しは雰囲気を改善させられればいいな
と思っている。

・私が思う理想のチーム像は、話し合いのときに、他の人に丸投げするのではなくちゃんと意見を言い、他の人もそれに対して否定的ではなく肯定的に受け止めることもできることではないかと思います。そして意見を言いやすい雰囲気を作るのも大切だと思います。誰かがつまずいていたら、フォロ
ーをし合える環境づくりもすごく良いと思います。

・「やろう」と言った人を応援できる
熱意を持ち、頑張る人がバカを見ることがない
オンオフをしっかり切り替えることができる
常に変化し続ける(進化でなくてもOK)
一生懸命に楽しむ(Fan ではなく、Interesting を追求する)
一人一人がリーダー意識を持つ(周囲の状況を考え、指示待ちではなく進んで行動する)
ポジティブ思考で物事を捉えられる
周囲から応援したいと思ってもらえる
周囲の方が加わりたいと思ってもらえる
同じ方向を向いて目指している
適材適所

・私が思い描く理想のチーム像は、それぞれのチームメンバーが、お互いの足りない部分を補い合って、互いを尊敬しあう関係であることが、理想的な姿であると考えます。一緒に取り組み、議論していく上で、真剣に取り組むほど、意見の食い違いなどによる衝突が起こると思います。その時にこそ、お互いに尊重しあいながら意見を交換することで、より一層よいものを生み出す力がでてくると思います。自分自身が苦手と感じている部分を、得意としているチームメンバーに頼る。そういった相互互助関係を形成した上での信頼関係を構築すると、途中で議論の衝突などはあれど、チームメンバーが一丸となって上手く回ることができるようになると考えます。そういった、互いに支え合う関係が、理想のチーム像であると思います。

・PBL 活動での理想のチームは、全員が自身の役割を理解し、恐れずに意見を言えることです。意見の衝突もあるかと思いますが、それはお互いに意見
が言えていると捉えています。雰囲気が悪くならなければそれでいいと思います。アカデミーハウスでのグループ活動で司会進行や、書記担当などは必要ないと考えております。人数が多いと別ですが、4 ~5人程度なら司会がいなくても会議は回ると思います。議事録を書くことに集中し、話に参加で
きなくなったりしたことがありました。また、深刻な会議のような堅苦しい雰囲気になると、言いづらいこともあるように感じました。大手企業の会議の進め方などを調べて参考になりそうなところをピックアップしてグループ内で共有しました。良いところは取り入れていけたらと思います。

・理想のチーム像は、誰かがいなくても回っていけるチームだと思います。仕事に置き換えても、その人がいないと成り立たない組織というのは弱いと思っています。 誰がいなかったとしても話し合いを進められるチームになりたいです。また、バランスという面では私たちのチームはかなり理想的なのかなと思います。先日のキャリアデザインの学習でもそれぞれ特性が異なり、他のグループに比べるとバランス良く集まっているように思いました。それぞれが個性を出し、また行きすぎた時には抑制しながら進めていきたいです。

・私のいるチームに対する理想のチーム像として、全員が同じような熱量で参加できたらと考えています。
現時点では、私は他のチームの人と比べて熱量が少ないと感じています。また、話に参加したくても、話が進みすぎて参加できない人がいます。熱量が低い人、つまり話し合いでの発言が少なかったり、個人ワークの量が少ない人がグループの中で5 人中2 人います。 2 人とも積極的に参加したい気持ちはあるので、いずれ5 人とも同じような活動量になればいいなと感じています。


≪概要 プログラムの説明≫

1.アカデミーハウスについて

地域の次世代リーダーが住まう、キャリア開発型シェアハウス。
「自律」「実践」「時間の共有」をテーマに掲げ、予測できない事柄や未来の社会情勢に立ち向かえる次世代のリーダーを育むための共同生活空間です。ともに生活し、グループ活動を行う中で、ここでしかできない経験、自己研鑽を目指します。

学びの様子

2. P.C.T プログラムについて

アカデミーハウスで生活する1年間で、他者・地域との共生や、専門家がバックアップするPBLやキャリア開発プログラムを通して、哲学的思考や多様性の尊重など、さまざまなスキルや経験の獲得をもとに、自己肯定感・自己効力感を高め、人間性を育み、人生の充実につなげることで、新しい時代のリーダーとなる人材を輩出します。

≪SNSのご紹介≫

2期生インスタグラム

⇑【公式Instagram】⇑
アカデミーハウスの紹介(理念や、ここでしか学べない「P.C.Tプログラム」など)、イベント情報 2期生目線で、どういう事を学び・実践しているのか、活動・生活の様子を発信していきます。

HP

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