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読書日記

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退職したら本を読もうと本を購入するのを趣味としてきた。たくさん積読本があるのだが、退職したら目が悪くて読書ができん。なんてこったい。限られた余生で良い本に出会ったら感想を書いてお… もっと読む
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記事一覧

戦争を知る本#9「戦艦大和ノ最期」(吉田満)

ちょっと確かめたいことがあって、久しぶりに読み直してみた。一番最初に読んだのは少年版ノン…

Stonefield
1年前
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戦争を知る本#8「海軍主計大尉小泉信吉」(小泉信三)

小泉信三は、昭和14年(1933)から昭和21年(1946)までの慶應義塾大学塾長。太平洋戦争ど真ん…

Stonefield
1年前
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戦争を知る本#7 「海軍経営者山本権兵衛」(千早正隆)

山本権兵衛を日本史の勉強で知った人は、大正時代に2回内閣総理大臣を行ったということで名前…

Stonefield
1年前
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戦争を知る本#6 「鈴木貫太郎」(立石優)

何度も読み返す本が何冊かある。この本もその一つ。自分自身の年齢からいって、この本がもう生…

Stonefield
1年前
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戦争を知る本#5 「最後の海軍大将井上成美」(宮野澄)

ウクライナ侵攻があって、このマガジンを書くのをストップしていた。21世紀に現実の戦争が目の…

Stonefield
1年前
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戦争を知る本#4 「責任 ラバウルの将軍今村均」(角田房子)

 かくも艱難辛苦の人生を常に真正面から向き合っていたことに驚いてしまう。  いくつになっ…

Stonefield
2年前
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戦争を知る本#3 「機動部隊」(淵田美津雄・奥宮正武)

 この本が戦後6年目に書かれたことに着目したい。しかも、作戦立案に関わっていた中枢部の参謀たちが著者だ。  淵田美津雄氏は、日本軍の真珠湾攻撃時に空襲部隊総指揮官で、「トラトラトラ」(ワレキシュウニセイコウセリ)の電文を打ったことで有名である。その後、連合艦隊の参謀として航空作戦の立案計画にあたった。戦後、アメリカに渡りキリスト教伝道師となり、市民権も得ている。奥宮正武氏は、機動部隊の参謀として船中を過ごし、戦後は航空自衛隊の空将となり、軍事に関する著書を多くものにしている

戦争を知る本#2 「先任将校 軍艦名取艦隊帰投せり」(松永市郎)

 この本には戦闘場面はほとんど出てこない。軽巡洋艦「名取」がアメリカの潜水艦によって撃沈…

Stonefield
2年前
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戦争を知る本#1 空と海の涯で-第一航空艦隊副官の回想(門司親徳)

 門司親徳さんは、1941年に東京帝国大学経済学部を卒業し、日本興業銀行に入社するが、そのま…

Stonefield
2年前