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クボタかヤンマーか、それともイセキか

音の記憶に「ヤン坊マー坊天気予報」は刻まれています。
だからというわけではないのでしょうが、周囲の農家ではヤンマー愛好家がいらっしゃるらしい。
車で言えば、マツダ愛好家、電化製品で言えば、ソニー愛好家、パソコンで言えば、Mac愛好家みたいなものでしょうか。
しかし、農耕機器でいえば、シェアの面で見れば、クボタは日本でダントツの1位、世界においても3位なのです。
ヤンマーは日本で2位なのですが、いや、愛好家からすれば、そういう問題ではないんだろうなぁ。
 
調べてみるとヤンマー創業者「山岡孫吉」は滋賀県長浜市の出身。
主要な研究所や生産拠点は、である滋賀県長浜市、もしくは近隣の米原市に多い。
安八町内からであれば、名古屋と同じ1時間以内の通勤圏内なので、安八町内でもヤンマー勤務の方はいらっしゃるのでしょう。
となるとヤンマーに愛着を持ち、兼業もしくは定年後、農業に関わる方が、ヤンマーの機械を愛用することは自然な流れ……とあくまで、僕の推測です。
 
昨日、籾まき作業が始まり、お手伝いしながら、クボタとヤンマーなど、農機具のメーカーの違いをうかがっていました。
農業先輩方は、昨秋、新たに中古の籾まき機を購入したのです。
今回はクボタ。
 
試運転してから購入しているけれど、実際、籾をまく作業や泥をかぶせる作業は初めて。
こういう時、農機具を扱うJA勤務の経験もある先輩と機械設計をする先輩の会話は、僕には到底、理解できません。
様々な側面から自分たちの農作業の意向を考え、籾や泥の量、作業スピードなどを調整していく光景は圧巻です。
 
彼ら曰く、調整するためにカバーをはずす、
もしくは、ボルトの汎用性(もし、プラスチックのネジなどが割れたり、なくしたりした際、ホームセンターなどで対応できるなど)は、クボタの方が使い勝手がいいらしい。
こういった部分は世界シェアにも影響でそうです。
「ヤンマー愛好家に怒られそうだけどね」
 と笑っておられました。
 
そうそう、最初に綴った「ヤン坊マー坊天気予報」は50周年を区切りとして、2014年に放送を終了しました。

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