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認知症の方には、こう見えているのかぁ…

認知症のご家族の介護の話は、よく耳にします。
認知症の介護者は大変ですが、認知症の本人も大変なんです……と本やテレビで目にして、「そうなんだろうなぁ」と思っても、
僕は頭でわかったふりをしているだけなんだろうなぁと別の自分が感じることがあります。
僕自身が認知症の介護をしたことがなく、そもそも認知症を発症された本人の感じ方がわからないから。
 
映画「ファーザー」を拝見しました。
認知症の主人公の目線で物語は進んでいきます。
「こう見えているのか」と衝撃を受けました。

介護している人が泥棒に思えてしまう、
自分が聞いた記憶が間違って記憶されていることに薄々気づく、
でも、合っていることもある、
いつのまにか知らない人が自宅にいるなど、
途中からミステリーかサスペンス映画でも観ているような気になってきます。
それは演じているアンソニーホプキンスの僕のイメージから生まれているのかもしれないけれど。
 
「葉が一枚ずつ失っていくようだ(正確な台詞じゃないかもしれませんが)」
 彼の発した言葉が胸に沁みます。 

劇中でアンソニーが飲むウィスキーが美味しそうなんですよねぇ。

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