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舞台が連れて行ってくれる場所

面白いなぁと会話に引き込まれているうちに、
あれ?ここどこだ?
時間も歪んでないか?
どこに向かうんだ?
不安と期待とが入り混じった感情が襲ってきます。
 抽象的な舞台美術だと想像力が増すのかもしれません。
僕が舞台を好きな理由です。
 
劇団☆新感線の高田聖子さんが主宰するユニット
月影番外地その6「あれよとサニーは死んだのさ」@下北沢ザ・スズナリを拝見しました。
 
一言一言のセリフを噛みしめ、
一人一人の関係性をつなぎあわせ、
一つ一つのエピソードに意味付けをしようとしているうちに思います。
「もうどこへでも連れていってください」と。
 
ラストシーンで、ようやくつながりました。
僕の解釈が合っているのかわからないけれど。
合ってなくてもいいじゃないですか。
これだけ楽しんで考えたのですから。
やっぱり舞台っていいですね。

添える写真は舞台とは全く関係ありません。
終演後、客席で約20年ぶりに再会する出演者を待っている時から、この写真を使おうと思っていたのです。

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