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⒈ 内と外

みなさま、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。

これから少し、私のことを
お話しさせてください。

私の故郷は海の町で、山の町。
車も全然走っていないので
道路で何回でも側転ができるような所でした。

八百屋のけんちゃんのトラックの荷台で
自転車と寝転がって揺られたり(結構痛い)、
裏の家の高い高い塀の上に登って
(裏の家のおばあちゃんはとてもこわい人)
姉と2人、毛布にくるまって日の出を見たり。
カゴいっぱいに赤トンボを捕まえたり、
魚船に乗せてもらったり…。

片親で兄弟は5人。
家にいた時間を思い出せない程、
母はいつでも働いていました。

私を含めた兄弟たちは自由に遊びながら、
それぞれが親の知らないところで怪我をしたり
危ない思いをしたりして、
沢山の事を学んで。
それはまさに「生きる」という言葉に相応しい
日々の過ごし方でした。
覚えてはいないけれど、死んでもおかしくない事や、やってはいけない事も沢山やっていたと思う…。

水の音や風の匂い、木々の揺れる音、
日の下で遊びまわること、裸足で外を歩くこと、
服のまま水に入ること、その辺に生えてる草を食べること、誰もいない町を歩くこと。
全てが自然に自分の側にありました。
家の内にいても外にいても
何も変わらず、とにかく自然に、
自分らしく生きていたのです。

続きはまた今度。

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