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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(天皇杯4回戦・清水エスパルス戦)

 9月20日は等々力競技場で天皇杯4回戦・清水エスパルス戦です。

 清水とはつい数日前にリーグ戦で対戦したばかりですが、今度は等々力での天皇杯で対峙します。

 対清水エスパルスではなく、対小林伸二監督ということに限れば、ここ数年のフロンターレは、天皇杯で2回ほど対戦しています。そして実はどちらも大苦戦させられています。

2010年の4回戦・モンテディオ山形戦は、延長戦の末に3-3(PK戦で4-5で敗退)。

2012年の3回戦・徳島ヴォルティス戦は、延長戦の末に3-2で辛くも勝利。

 どちらも等々力で行ったゲームですが、90分で決着がつかず、延長戦までもつれています。そして今年は、等々力でのリーグ戦でもロスタイムのラストプレーで失点し、2-2のドローに持ち込まれたのはまだ記憶に新しいところでしょう。先日のリーグ戦では完勝しましたが、絶対に油断してはいけない相手だと言えます。

そんな試合の見どころを、いつものようにディープに語っています。ラインナップはこちらです。

1.ターンオーバーするならば、このタイミングか。そして3バックか、4バックか。気になる予想スタメンは?

2.「そこはズレを生じさせないようにコミュニケーションをとってやらないといけない」(奈良竜樹)、「まわりでカバーすれば問題ないと思いますし、そこは全員でやりたいですね」(板倉滉)。この試合におけるポイントが、システムの齟齬とサイドの攻防である理由とは?

3.「紅白戦であれよりうまいチームはいないでしょ?」。GK新井章太が口にした、チーム全体で自信を持って臨むための逆転の発想とは?

4.「すごいっすよね。あそこで打つのかと思いましたし、しかも入るんだっていう・・・ビックリです(笑)」。森本貴幸の得点力について語るとき、小林悠が語ることとは?

 以上、4つのポイントで約6000文字です。試合の見どころについては、どこよりも濃く盛り込んでおきました。ゴールが生まれたらゆりかごダンスもあるかもしれませんから、そこも注目ですね。

なお、リーグ戦の清水戦レビューも公開中です。→「フロンターレは勝負弱いと言われていて、そこに負けたくなかった」。副主将・谷口彰悟が見せた意地。そして主将・小林悠とともに勝敗を背負う「良質な関係」をあらためて考えてみる。(リーグ第26節・清水エスパルス戦:3-0)

ACL浦和戦もレビューも反響をいただいてます。→このゲームの論点が、中村憲剛を前半で交代させたことではない理由。そして試合後のミックスゾーンで田坂祐介が問題として語ったメンタル的な勇気とは?(ACL準々決勝・2ndレグ/浦和レッズ戦:1-4)

では、本題の天皇杯清水戦のプレビューです。スタート!

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