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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ルヴァンカップ準決勝・FC東京戦)

10月7日は等々力競技場でルヴァンカップのプライムステージ準決勝・FC東京戦。

ルヴァンカップは再開後からずっとアウェイゲームだったので、等々力で開催されるのは、2月の開幕節(清水エスパルス戦:5-1)以来ですね・・・もはや遠い昔のようです。

 今年の決勝トーナメントはホーム&アウェイ方式ではなく、一発勝負に変更されています。90分間で勝敗が決しない場合、PK方式によって決定。つまり、90分が終わったら延長戦にもつれることなく、即PK戦になります。なお、11月7日の決勝戦は、30分の延長戦を経てのPK戦です。ここは去年と同じですね。

リーグ戦とは違い、カップ戦ならではの難しさがあると思いますが、鬼木監督が目を配っていたのは、試合に向けたチームの準備でした。

FC東京とは、再開直後にリーグ戦で対戦しましたが、4-0で圧勝。しかし今度は難しいゲームが予想されます。どれだけ隙を見せずに良いチーム状態で試合に臨むことができるか。鬼木監督は「覚悟」という言葉を使って、こう話します。

「前回の対戦は全く関係ないと思っています。それは選手も理解している。セレッソ戦はホームの時には大量得点で勝ったが、(前節は)ああいう拮抗したゲームになった。だから、同じことは起きないと僕らは覚悟していないといけない。その中で覚悟を持ってどれだけ戦えるか。向こうとしては失うものがないと思ってやってくる。受けて立つのではなく、上回る気持ちでやる。あらためて気持ちだなと思います」(鬼木監督)

ホームですし、受けに回るつもりは毛頭ないのでしょうし、あくまでアグレッシブな姿勢をどれだけ表現できるか。

では、ルヴァンカップ・ファイナルの切符をかけた一戦のポイントを語っていきたいと思います。約7000文字ほどのボリュームです。

なお、前節のセレッソ大阪戦のレビューはこちらです。→「勝利の笑みを 君と」 (リーグ第20節・セレッソ大阪戦:3-1)

では、スタート!

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