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つかのまの虹でも。 (リーグ第4節・柏レイソル戦:1-0)

等々力競技場での柏レイソル戦は1-0で勝利。

スコアレスの時間帯が続きましたが、残り10分で先制して勝ちきりました。

ゴールを決めたのは家長昭博でしたが、こじ開けたのは三笘薫でしたね。徳島戦では仕掛けも少なく、やや消極的に見えたので少し心配してましたが、この柏戦では後半から登場。いきなり2人の間をすり抜けて決定機を作ってしまった突破力に、一瞬、何か次元の違うものを見せられたような感覚になりました・笑。

 個人的には小林悠に代わって入った直後のレアンドロ・ダミアンのプレーも印象的です。柏の最終ラインがビルドアップをやり直そうとしてバックパスをすると、そこに対して猛烈なチェイシングをかけていくダミアン。その姿に、拍手で湧く等々力競技場のフロンターレサポーター。

入ってわずか1分ちょっとで、観る人のハートを動かしてしまうストライカーなんて、そうはいないっすよね。それも守備で。この試合ではキャプテンマークも巻きました。

・・・とまぁ、色々と語り甲斐のたくさんある試合だったと思います。ピッチ上でのあれこれは本文でたっぷりと語っておきました。

ラインナップはこちらです。

■「そこも狙って前節の名古屋戦も休ませて、川崎戦に準備させました」(ネルシーニョ監督)、「(家長昭博は)素晴らしいクオリティーを持っている選手」(三丸拡)。スピードに秀でた高橋峻希と将棋の強い三丸拡。ポイントだったサイドの攻防戦で敵将が準備してきた両ウイング対策とは?

■「展開的には苦しい形になったかなと思います」(鬼木監督)。前半の苦戦の原因を探る。川崎の距離感を巧妙に分断してきた柏の2つの狙いとは?

■後半は、何を変えたのか。盤上の整備で輝き出したCBの車屋紳太郎とSB旗手怜央の左サイド。そして仕上げは大駒の三笘薫。

■「自分自身も試合に出た時は無失点で終えること、全員がチームに戦力として還元したいと思っている」(車屋紳太郎)。このチームの生命線は、やはりCBコンビにあり。山村和也と車屋紳太郎による守備陣の安定感が、チームにもたらしているもの。

■「これからも、より内容を求めつつ、結果に対してはよりシビアにやっていければと思う」(田中碧)。三笘薫と田中碧。ワンランク上のスケールでプレーし始めている2人に思うこと。

以上、5つのポイントで冒頭部分も含めて全部で約11000文字のボリュームです。読み応えある内容を書けたと自負しているので、ぜひ読んでみてください。

なおプレビューはこちらです。答え合わせにどうぞ。→試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第4節・柏レイソル戦)

では、スタート!

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