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「等々力の夜に駆ける」 (リーグ第33節・浦和レッズ戦:3-1)

等々力競技場での浦和レッズ戦は3-1で勝利。

優勝してからの2試合、引き分けが続いていましたが、ホームの最終戦を見事な逆転勝ちで飾りました。後半に生まれた3得点は、守田英正のJ1初ゴール、三笘薫の新人タイ記録弾、そして小林悠によるリーグ最多記録更新弾と、どれも意味のあるゴールになりましたね。

では、そんな一戦のレビューです。ラインナップはこちらです。

■シュート数は14対1も、スコアは0対1のビハインド。圧倒的優位を築いていた前半に、一体何が起きていたのか?

■「前半の終わりから、自分たちの形が見えてきて、相手のズレやそこを使って人が入っていく作業ができていた。後半はこの感じで点が取れると思った」(守田英正)。ある種の必然だったモリタの同点ミドル。最後に真ん中から撃ち抜くために、いかにして浦和守備陣を動かす「ズレ」を生み出し続けたのか。

■「自分らしいゴールだった。決めた瞬間、『オラー!』と叫んでいたのは覚えています(笑)。しかもケンゴさんからのボールだった」(小林悠)。10分間で怒涛の3ゴール。全ての崩しに共通するポイントとは?

■「試合前にユニフォーム交換してもらえますか?って言って交換してもらいました。嬉しかったです」。小林悠が興梠慎三にユニフォーム交換を申し出た理由。

■等々力に響き渡った「川崎フロンターレ背番号14、ミッドフィルダー・中村憲剛!!」の意味。

■(※追記:12月18日)「選手自身が楽しんでやっている姿だったら、見ている人も喜ぶし、それは絶対に伝わると思うから」、「システム論とかサッカーのことも大事だけど、その人となりがわかるようなものがもっと読みたい」(中村憲剛の回想記:2012年)

以上、6つのポイントで約17000文字です(18日に追記しました)。読んで「なるほど!」と思ってもらえたら幸いです。追記した中村憲剛に関する回想記もぜひ読んでみてください。

なお、プレビューはこちらです。→試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第33節・浦和レッズ戦)

では、スタート!

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