ぼくがビックリマンから学んだこと:第29弾〜ビックリマン界の神様・スーパーゼウスと対面した時の話。
ビックリマンを愛する皆さん、こんにちは。
どうも、いしかわごうです。
2月1日から毎日更新してきたこのシリーズも、月が変わって3月になりました。
実は3月12日に「ぼくらのビックリマン スーパーゼウス編」が発売されます。
ビックリマン世代(1980年代に熱狂した世代)の著名人やビックリマン公式イラストレータがスーパーゼウスをモチーフに新たな一面を描く新シリーズ。24変化するスーパーゼウスが新旧ファンにとっても新しさと懐かしさを感じるシリーズ。
なんと、24種類の全部がスーパーゼウスみたいです!楽しみですね。
・・・と言うことで、今回は、ビックリマン界の神様・スーパーゼウスの話をしたいと思います。
■ビックリマン界の神様・スーパーゼウス
スーパーゼウスといえば、ビックリマンで一番有名です。パッケージに出ていますし、全てはここからは始まった・・・・「ビックリマン=スーパーゼウス」と言っても過言ではないぐらいの存在です。
あれはまだヘッドロココが登場する前・・・・第8弾の魔肖ネロが出ていたぐらいの時期だったと思います。
自分も含めて周囲は第6弾から集め始めていたので、それ以前の弾のヘッドシールというのは、とにかくレアな存在でした。
第5弾のサタンマリアや第4弾の聖フェニックスならば、上級生で持っている子がいたりして実物を見たことがあったのですが、より初期のヘッドシール・・・・スーパーデビル(第3弾)、シャーマンカーン(第2弾)になると、持っている人など見当たりませんでした。
中でも第1弾のヘッドシールであるスーパーゼウスに至っては皆無で、持っているという人の存在すら掴めません。田舎の子供の交友関係ですから、狭いもんです。
たまに「スーパーゼウスを持っている!」と言い張るクラスメートもいましたが、突き詰めてみると、ほぼ嘘つきだったもんです。というか、嘘つきの子が言うセリフの定番が「スーパーゼウスを持ってる!」だったぐらいです・笑。
例えば、「弟がスーパーゼウスを持っている」と言い張る同級生に、家まで行って見せてもらうとすると、「今は弟がお昼寝してるから、ダメ。弟のものだから、勝手には見せられない」とか謎の理由で断られたりしたもんです・・・・いや、見るだけなんだから、そこは兄貴の権限でなんとかしろよ・笑。
そんなこんなでスーパーゼウスの実物のシールなど見たことがなかったですし、まさにビックリマン界の神さま・・・・IKKOさんが言う「マボロシ〜!」な存在だったのです。それがスーパーゼウスだったのです。
■本物のスーパーゼウスとご対面!
そんなある日の冬、同級生のリョウくんがスーパーゼウスを入手したと言っていたんですね。
当然のごとく、「嘘つけー」と思ったんですけど、リョウくんは、嘘をつくような同級生ではありません。
どうやって入手したと言っていたのかは覚えてませんが、どうしてもスーパーゼウスの姿を拝見したかったので、ある日の放課後に遊んだ時に見せてもらうと、それは紛れもなく、本物のスーパーゼウスでした。
偽物はどこか印刷が薄かったり、色合いが不自然だったりするものですが、これは違います。雑誌で見たことのある、あの本物のスーパーゼウスなんです。
ついに本物とご対面です!もはや芸能人に会うぐらいの大興奮・・・・サイン欲しいぐらいでした・笑。
ただシールの裏面のところには金色の折り紙が貼ってあったんですね。
裏面がないシールは価値がガクッと下がってしまうんですが、当時は存在していること自体に大きな価値がありました。本物のスーパーゼウスには変わりありませんから、「ゼウスさまー」とひれ伏しそうになりました。と言うか、ひれ伏してました。
(↓シールの裏面のイラストみたいになってました)
■持っているシール全部との交換で入手した、スーパーゼウス。
どうしても欲しくてたまらない僕に対して、リョウくんは、そこまでスーパーゼウスを大事にしていたわけではないようでした。
もちろん、簡単には交換してくれませんでしが、粘りに粘った交渉の結果、僕の熱意に負けて、当時の自分が持っていたビックリマンシール「全部」と交換が成立しました!!!
・・・・いやっほーい!
当時持っていたシールは70枚ぐらいはあったような気がします。それまで自分で引き当てた始祖ジュラやブラックゼウスなどのヘッドシールも、この時に全て差し出しましたね。
自分が持っているシール全部と交換したのは、後にも先にもこの時だけですね。
交換してもらったのは、冬休み前だったのかな。なので冬休み中は、持っているビックリマンシールが「スーパーゼウス1枚だけ」という状態になったのですが、それを何かのケースに入れて眺めてニヤニヤするだけの日々を過ごしていました・笑。今思うと、不気味な少年でしたね。
■スーパーゼウスの市場価値は?
そんな神様・スーパーゼウスですが、現在のビックリマン市場では、そんなに価値が高くありません。
なぜかと言うと、その後しばらくしてから、第1弾のシールがアイス版(スナック版)の発売で完全復刻されたからです。それによってスーパーゼウスのシールも大量に市場で流通し始めました。
あとはビッグアルバムなどの懸賞品にも入っていたこともあって、ビックリマンの顔であるスーパーゼウスのシールは、かなりの量が世に普及したんですね。なので現在でも楽に手に入れることができます。
ただビックリマンチョコの第1弾の中でも、最初期に封入されていたスーパーゼウスは、裏面がビニールコーティングされている「ビニコ版」と言われて、かなり希少価値があります。だいたい数万円で取引されていますね。
次回もスーパーゼウスの話題を書きたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
僕らのビックリマンチョコ、発売が楽しみですね。
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