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「最初から向こうは混乱していた」(中村憲剛)。ノーストレスでボールを動かし続け、まるで手品のようだったゴール劇場を読み解く。(リーグ第17節・ヴィッセル神戸戦:5-0)


ヴィッセル神戸戦は5-0で勝利。

川崎フロンターレがリーグ戦で5-0というスコアでの勝つのは、2011年にNACK5で大宮アルディージャ戦以来だそうです。

試合後のミックスゾーンで、あの大宮戦で豪快なヘディングゴールを決めていた田坂祐介にそのことを聞いたら、「コウジさん(山瀬功治)のクロスですね」と覚えていました。ただ「よく覚えてますね・笑」と苦笑いされましたが。

 ちなみにこの大宮戦は、当時2年目だった小林悠の応援チャントが初めて歌われた試合でもありました。それも試合中にゴールを決めた後に、初めてお披露目されたんです。当時、その理由についてこんな風に話してくれています。

「実は初ゴールを決めた磐田戦の後、練習場にきたサポーターの方に『5点取ったら、応援歌を作りますから』と言われていたんです。そうしたら大宮戦で点を決めた直後にアンパンマンの歌が耳に入ってきた。自分のことだ、とすぐに思いましたね。あれはうれしかったです」(小林悠)

・・・とまぁ、「5-0」というスコアから、6年前のエピソードをしてしまいましたが、試合のレビューもたっぷりと。試合後のネルシーニョ監督が「すごくシンプルです。我々としては何もプレー出来なかった」と敗因を述べてましたが、それだけ相手の狙いを外したということでもあります。

今回のラインナップはこちらです。

1.「最初から向こうは混乱していた」(中村憲剛)。「後ろのエドゥ(エドゥアルド)とショウゴさん(谷口彰悟)のビルドアップが効いていた。あそこで相手はハメれなかったんじゃないかな」(車屋紳太郎)。ノーストレスでボールを動かし続けて、終始圧倒できた理由とは?

2.「個々でみんながうまいポジションを取ることで、相手の嫌なところ、つきにくいところで相手のマンマークをはがしていた」(登里享平)。攻守に絶妙な存在だったノボリの「クレバーさ」と「推進力」を読み解く。

3.26本パスをつないだ、手品のような先制点。いつ攻撃のスイッチを入れようとしたのか、大島僚太に聞いてみた。

4.3点目を呼び込んだ、中村憲剛から「そこにエウソン」のスルーパスが絶妙過ぎた件。「エウソンはいつもいるから。こう(ボールを)持った瞬間に、ギュンと行ってくれる」(中村憲剛)、「ナナメに入る動きが好きですし、リョウタ(大島僚太)やケンゴは日頃から、こっちを見てくれています」(エウシーニョ)。

5.阿部浩之は何がすごいのか?彼の真骨頂は、「使う側」にも「使われる側」にもなれるプレースタイルにあり。

(※追記)6.「あそこでチームのためにパスをした。それが大量得点につながった」(鬼木監督)。なぜ小林悠はシュートではなく、パスを選択できたのか。先制点の崩しをとことんまで深掘りしてみる。


 以上、6つのポイントで全部で約8000文字です。読み応えたっぷりです。

なおプレビューはこちら→試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第17節・ヴィッセル神戸戦)

では、スタート!

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2017年シーズンのリーグ戦第1節〜第17節までのレビュー集です。ACLや天皇杯のレビューは含まれておりません。

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いしかわごう

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センス、良いっすね。
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サッカーと将棋をコンテンツ化するフリーランスです。Number Webなどに寄稿。著書は「将棋でサッカーが面白くなる本」、「川崎フロンターレあるある1&2」など。「サッカー脳を育む」、「サッカー上達のためのマインドとメソッド」など中村憲剛の著書の構成も担当。