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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第29節・ガンバ大阪戦)

11月25日は等々力陸上競技場でガンバ大阪戦です。2位との直接対決で、負けなければその時点で、史上最速での優勝が決まる一戦となっています。

 ただ日程的にはタイトですね。

アウェイの大分トリニータ戦から中三日。鹿島アントラーズ、横浜F・マリノス、大分トリニータと続いてきた連戦の4戦目です。優勝を決めることのできる決勝戦でありつつ、ようやくこの連戦もラストになります。

 シーズン終盤ともなれば、どのチームも満身創痍です。川崎フロンターレだけではなく、相手のガンバ大阪も怪我人が増えています。出ている選手もどこかしら痛みや怪我を抱えている状態でプレーしているのがほとんどで、万全ではないでしょう。そんな状況ですが、「ここがやるべきとき」だと鬼木達監督は強調します。

「今年はずっと総力戦でやってきた。そこで、やらない選手はいない。100パーセントのコンディションの選手は少ない。多少、疲れや痛みはある。それでも、このタイミングはやるべきときだと思います。そこは全員が力を発揮できる準備はしたい」

もはや林先生の「いつやるの?・・・今でしょ!!」の世界ですが、これはそういう決戦です。引き分けなどとは言わず、勝って等々力でシャーレを掲げましょう。

では、試合の見どころをたっぷり語っていきたいと思います。ラインナップはこちらです。

■満身創痍の中で挑む総力戦。勝ってシャーレを掲げよ。

■15年の時を経て優勝をかけてぶつかる一戦。ガンバ大阪が等々力で初優勝した2005年のあの試合。鬼木監督の記憶にどう刻まれているのか聞いてみた。

■「自分たちで信じて、自分たちで優勝を決めたい」(小林悠)、「次の試合で自分たちで自分たちのホームで優勝を決める。そういう強い気持ちで試合に臨みたい」(旗手怜央)。気をつけるべきは、倉田秋に狙われるアンカー脇と、連動したサイド攻撃。攻守におけるポイントは?

■「ここで俺の跡を継げ。フロンターレでバンディエラになってほしい」。クラブの未来がかかっていた小林悠の残留劇。失われかけた系譜をつないだもの。(中村憲剛の回想コラム:2016年)

以上、4つのポイントで約10000文字です。たくさん書いたので、見出しにはあまり引っ張られず、興味ある方は読んでみてください!!

なお前節のレビューはこちらです。大分遠征記付きです。→「ぜったいに 誰も」 (リーグ第28節・大分トリニータ戦:0-1)

では、スタート!

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