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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ルヴァンカップ準決勝2ndレグ・鹿島アントラーズ戦)


10月13日は、カシマスタジアムでのルヴァンカップ準決勝・鹿島アントラーズの第2戦です。

台風19号の影響により、キックオフ時間が19時に変更されていることがアナウンスされています。そして、最終的な開催可否の判断(代替開催含む)は、公共交通機関の運行、スタジアム及び周辺環境の安全確保状況などを踏まえて、「試合当日13日(日)午前」にされることになっています。

鹿嶋では停電もあったようですし、現時点(13日の朝9時)では、こちらとしても見守るしかありません(※追記:11時25分ごろ、19時キックオフで最終確定との発表がありました!!→10/13 鹿島「19:00キックオフで最終確定」のお知らせ)。

そうした状況下ですが、中村憲剛はチームとしての成長のチャンスと捉えて、前向きな言葉を口にします。

「(台風19号の影響で)試合前からハプニングが起きているのは間違いない。そういう中でどれだけ平常心で、流されずにぶれずにやれるか。そこも問われると思う。ここを乗り越えれば、チームとしてまた一つ成長できる」

第1戦を3-1で勝利して乗り込む第2戦。3-1のスコアで乗り込むカシマスタジアムといえば、ちょうど10年前のリーグ戦の「16分の再開試合」をふと思い出してしまいますが、きっと今回の一戦もチームにとっては大きな経験値につながるはずです。

では、試合の見どころを語っていきたいと思います。ラインナップはこちらです。

1.「こういうイレギュラーを自分たちの力に変えること。個人としても、チームとしても成長できるタイミングだと思っている」(鬼木監督)。指揮官が求める、アクシデントにも動じないタフなチカラ。運命の第2戦の気になる予想スタメンは?

2.「鹿島も(攻めに)来るだろうし、そういう意味で受けないことが大事になる」(谷口彰悟)、「そこは始まった時のピッチでの肌感覚が大事になる」(中村憲剛)、「個人的にも、鹿島と試合をするというのは特別なことでもあるので」(山村和也)。90分のどのタイミングで、相手は攻撃のパワーを出してくるのか。読みにくい鹿島の出方と、柔軟に試合を進めるために必要となる選手たちの対応力。

3.「特別な思いを持って臨まないと勝てない」(鬼木監督)。指揮官が抱く、ここで鹿島に勝たなくてはならない強い理由。

4.「こちらが点を取ったら、向こうは苦しくなる。だからと言って、攻撃で前がかりになる必要はない。普通にやれればいいと思う」(阿部浩之)、「勝ちに行く姿勢が相手は嫌だと思うし、そういう戦い方が大事だと思っている」(脇坂泰斗)、「鹿島はメンタルが強いチームなので、それをいかに崩せるかだと思う」(新井章太)。ファイナルの切符を掴むために必要なこと。

以上、4つのポイントで全部で約7500文字。ぜひ読んでみてください。

第1戦のレビューはこちらです。→等々力の雰囲気を一変させた大島僚太の帰還。決勝弾をお膳立てした阿部浩之の予感と、脇坂泰斗が見せた咆哮。(ルヴァンカップ準決勝1stレグ・鹿島アントラーズ戦:3-1)

では、スタート!

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