試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第24節・ベガルタ仙台戦)
8月25日は等々力陸上競技場でベガルタ仙台戦です。
8月11日の清水エスパルス戦(第21節)から始まった公式戦5連戦。中三日、中二日が続くタイトな連戦でしたが、3勝1分という結果でこの5連戦目に臨むことができました。
その締めくくりとなる相手は、ベガルタ仙台。公式戦5連戦を4連勝と、実はフロンターレ以上の結果を叩き出しています。ちなみにリーグ前半戦での対戦(第8節:0-0)ではシュート数が4本に抑えられている相手であり、決して油断できません。前節の広島との首位決戦の勝利を無駄にしないためにも、気を引き締めて臨みたいところです。
等々力での仙台戦といえば、思い出すのが昨年のリーグ第29節でしょう。
10人で2点リードされた絶望的な展開の中、終盤に怒涛の3得点。執念ともいえる得点力で試合をひっくり返しました。シーズン後、初優勝のターニングポイントとして少なくない数の選手が、このときの仙台戦の大逆転劇を挙げていました。
果たして今回の等々力では、どんな展開になるのか。
試合の見どころをたっぷりと語っていきます。ラインナップはこちらです。
1.「相手がどういう対応してくるかによって、攻め方を変えられるのは自分たちの強み」(小林悠)。不動のメンバーであるがゆえに、機能する流動性。気になるこの試合の予想スタメンは?
2.「前半戦は、(相手に)ハメられたまま90分が過ぎた」(中村憲剛)、「今のウチは人を見ながら動かせる力がある。自信を持ってやることが大切だと思います」(谷口彰悟)。シュート数がわずか4本に封じられた前回のスコアレスドロー。同じ轍を踏まないために必要なのは、「違い」を生み出すビルドアップにあり。
3.「前回の仙台戦は、個人的には課題が多く残った試合。あれ以降、自分がどれだけ成長してきたか。リベンジマッチでもある」(守田英正)。モリタが燃えている理由(ワケ)。仙台の圧力に、強気の駆け引きを見せられるか。
4.「相手のウィングバックのところですね。細かいところはあまり言えないですけど」(登里享平)。仙台の構造的な弱点を突くためのポイントとなる、サイドバックの「位置取り」とは?
5.「そこを向こうは狙ってくる。その判断はいつも以上にしっかりとやらないといけない」(谷口彰悟)。「両方に対応できるようにうまく牽制していくことが大事になる」(登里享平)。ハーフスペース攻略を狙ってくる仙台攻撃陣。その対応策とは?
以上、5つのポイントで冒頭部分も含めて、全部で約7500文字です。5連戦の締めくくりを、どう臨むのか。仙台のスタイルを踏まえた上で、戦術的なポイントを語っていますので、試合を深く読み解くヒントになると思います。ぜひ読んでみてください。
なお、直近の天皇杯のレビューはこちらです。
好評をいただいた、前節・広島戦のレビューも。
では、スタート!
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