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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第34節・北海道コンサドーレ札幌戦)

12月7日は、札幌ドームで北海道コンサドーレ札幌戦です。

すでに天皇杯は敗退しているため、リーグ最終節が今季のラストマッチになりました。去年は、リーグ優勝が決まって過ごした最終盤の2試合でしたが、今年は残り2試合を優勝の可能性がなくなった状態で過ごすこととなっています。

 前節の横浜F・マリノス戦の敗戦から、どう臨むのか。そういう姿勢を見せるラストマッチとなりそうです。

では、試合の見どころをいつものように語っていきたいと思います。ラインナップはこちらです。

1.「誰と組んでも、自分の役割であるゴールを決めることは変わらない」(小林悠)。体調不良とけが人が出た中で迎える2019年最終節。気になるスタメン予想は?

2.「相手のストロング(ポイント)を出させすぎた。次にやるときはもっと色々考えられるけど、そんなにマイナスではない」(阿部浩之)、「もちろん、僕らも勝ちたい気持ちでしたが、結果的に、相手の優勝したい気持ちをすごく感じました。自分たちの中での打開策は持っていたつもりでしたが、それを実行できる技術、自分の力のなさが出たかなと思います」(大島僚太)。前節の敗戦を選手たちはどう受け止めて、今節に繋げるのか。その言葉から見えてくるモノ。

3.「自分でもびっくりですね。サッカーは何があるかわからないですね」(田中碧)。ルヴァンカップ決勝を「人生で一番苦しい試合」と評していた田中碧の、この一戦にかける思い。そして、向き合わなくてはいけない「中村憲剛不在でシーズンをどう戦い抜くのか」というテーマ。来季を見据えた新しいトライはあるのか。

4.「ジェイは大きくてスピードもある。何よりも体が強い。懐にうまく潜り込める時と、潜り込めない時があるので、その時にどう対応するのか」(山村和也)、「そこを狙ってきているので、エアバトルでしっかりと勝つこと。あとは弾く場所も大事になる。セカンドボールは一つのポイントになる」(谷口彰悟)。お互いを熟知している中で戦う90分。「わかっていてもやられない」ために必要なポイントとは?

以上、4つのポイントで全部で8000文字です。

泣いても笑っても、今シーズンも残り90分となりました。2019年の鬼木フロンターレを観れるのもこの1試合だけ。ぜひ読んでみてください。

なお、前節のレビューはこちらです。→勝利をデザインする作業をどう積み重ねていくのか。(リーグ第33節・横浜F・マリノス戦:1-4)

ルヴァンカップ決勝のレビューはこちら→決勝という名の魔物と戦った者たち。 / ルヴァンカップ決勝・北海道コンサドーレ札幌戦:3-3(PK:5-4)

では、スタート!

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