試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(天皇杯2回戦・ブラウブリッツ秋田戦)
9月3日は等々力競技場で天皇杯2回戦・ブラウブリッツ秋田戦です。
J3のブラウブリッツ秋田とは、公式戦で初対戦となります。
カテゴリーが違うチームなので、少し紹介していくと、2011年に川崎フロンターレに所属していたマツこと松本拓也がいます。等々力凱旋ということで気合いが入っている様子です。
有名どころだと、楢崎正剛に抜かれるまでにJ1最多出場記録を持っていた、伊東テルこと伊東輝悦が所属。長野パルセイロにいたのは覚えているんですが、今は秋田でプレーしているんですね。現在42歳。キング・カズがいるのであまり話題になりませんが、彼もいまだ現役・・・生きる伝説だと思います。
チームを指揮している人物が、ジェフ千葉時代にオシム監督の通訳をしていた間瀬秀一監督であることでも知られています。
通訳から監督として成功した人物といえばモウリーニョが有名ですが、間瀬秀一氏がなぜ指導者の道に進んだのかを知りたい方は、「オシムの言葉」、「サッカー通訳戦記」、「鑑識力」などの著書を読むと良いかもしれません。
間瀬監督を知る人はフロンターレにはいませんが、オシム監督を知る人物ならば、います。
オシム監督に日本代表に初選出された中村憲剛です。
彼はいまだにオシム監督との思い出をたまに口に出すほどですから、オシムさんに対する思い入れは強いです。そのオシム監督の通訳をやっていた人物が率いているチームということで、対戦も楽しみにしているようでした。
「オシムさんの通訳をやっていたぐらいの人だから、向上心があると思っている。なかなかのバイタリティーじゃないと、(オシムさんの通訳は)できないだろうから。直接は知らないですけど、こだわりはありそうですよね。それがチームのディテールに落とし込めていれば、嫌なチームだと思っています」
では、そろそろ試合の見どころをディープに語っていきたいと思います。
今回のラインナップです。
1.「風間さんがそれを選んだということは、そういうことだと思う」(中村憲剛)。気になる予想スタメンと、そこに込められたメッセージを読み解く。
2.森谷?狩野?大塚?・・・それとも憲剛?熾烈だったトップ下争いと、その起用にある狙いを探る。
3.「人生はわからないっすよ。俺が一番わからないもん、自分の人生が(笑)」。チョン・ソンリョンと松本拓也について語るときに、新井章太が語ること。
4.「初めてだけどね、負けた試合でみんなを集めたのは」(中村憲剛)。この秋田戦が、今後の試金石である理由とは?
5.「川田がおるんやけど」。国見高校時代の同級生・川田和宏を語る大久保嘉人。
以上、5つのポイントで全部で約7000文字のボリュームで、明日の試合の見どころを詳しく語っております。よろしくどうぞ。
では、スタート!
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