試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第6節・横浜F・マリノス戦)
4月8日は日産スタジアムで横浜F・マリノス戦です。
横浜F・マリノス戦との神奈川ダービーといえば、「攻めるフロンターレと守るマリノス」という構図のカードでしたが、今回はそこが変わるかもしれません。今年から、マリノスがボールを保持するスタイルに舵を切っているからです。過去の対戦経験が豊富なバンディエラ・中村憲剛は、こう言います。
「ボールを保持しようとするマリノスと戦うのは、ほぼ初めてだと思う。今まではこちらに持たせて当然という状態からスタートしていた。向こうもボールを握りたいというところで、握らせなければ、焦りも出てくるだろうと思う。ただ、これだけガラッと変わると、どうなるかは試合が始まらないとわからないですね」
チームは中国からのACL帰りで臨む一戦のため、選手のコンディションにはバラつきがあり、非常に難しいところがあります。その中で、どんなプランを持って臨むのか。
そんな試合の見どころをディープに語っていきたいと思います。今回のラインナップはこちらです。
1.戻ってきた大島僚太と、試合前日の思わぬアクシデント。気になる予想スタメンは?
2.「わかりやすい背後の取り方だと、DFもわかるんです」(谷口彰悟)。重要なのは「ハイライン対策」を敷いているマリノス守備陣の思う壺にならない攻撃を繰り出すこと。いかにして「ハイライン対策の対策」を機能させるのか。
3.「誰が背後に走って誰が空くのか。そこの選択を間違わなければ。そのイメージを持って臨みたいですね」(大島僚太)。マリノス守備陣攻略のカギを握るのは、ハイラインに効く男と密集をすり抜ける男にあり。
4.「相手のスタイルは特殊と言えば特殊だが、あんまりそこを意識しても仕方がない」(中村憲剛)、「相手がどう来ようと臨機応変にやれれば問題ないと思っている」(阿部浩之)。重要なのは、目の前のピッチで起こっている現象から最適解を導き出すこと。そして待望の復帰に「何か違いを作れれば良いと思ってます」を語る齋藤学。
以上、4つのポイントで全部で約6000文字のプレビューです。試合の見どころを整理しておいたので、ぜひ読んでみてください。
なお、前節広島戦のレビューはこちらです。ポイント7としてジャッジ関する追記もしていますので、未読の方はどうぞ。➡️敗北には値しない敗戦。そこに向き合う選手たちが試合後に語った、目を向けるべき自分たちの課題。(リーグ第5節・サンフレッチェ広島戦:0-1)
では、スタート!
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