
ワンポイントレビュー:なぜ三好康児はあれだけフリーで攻撃を仕掛けられたのか。「直接的じゃないけど、うまくスペースを作って崩せていたと思います」。田坂祐介のスペースメーキングと巧妙なサポートを読み解く。(ナビスコカップ第6節ベガルタ仙台戦:2-1)
等々力競技場で行われたナビスコカップ第6節ベガルタ仙台戦は2-1で勝利。
ターンオーバーで臨んだカップ戦でしたが、伏兵・大塚翔平の2ゴール、板倉滉のプロデビュー戦、安藤駿介の3年ぶりの公式戦出場などなど、見どころがたくさんあった試合だったと思います。
ピッチ上の現象を分析していても、チームとしてボールを握ることで、仙台の〔4-4-2〕システムとの齟齬をうまく突いていき、〔3-4-2-1〕システムの良さを出すこともできていたと思います。
今回のラインナップはこちらです。
1.「中央突破を狙うことを第一優先にしながら、相手を広げることをイメージしてやっていました」(橋本晃司)。効果的に機能した、手数をかけない「大外刈り」。
2.なぜ三好康児はあれだけフリーで攻撃を仕掛けられたのか。「直接的じゃないけど、うまくスペースを作って崩せていたと思います」。田坂祐介のスペースメーキングと巧妙なサポートを読み解く。
3.「前がかりにきていたら、ああいうところが空くのはわかっていました」。2点目を呼び込んだのは、33歳・井川祐輔の強いけど優しい縦パス。
4.初先発で2ゴール。大塚翔平がフィニュシャーとして優れている技術と、内に秘めるその情熱。
5.「滉機到来!見せてやれ川崎魂!!!」。90分間、自分の力を出し切った板倉滉のプロデビュー戦。
以上の5ポイントで語っています。今回は約7000文字です。読み応えは十分だと思うので、仙台戦の勝利を噛みしめたい方は、ぜひどうぞ。
なお、プレビューはこちらです。→試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ナビスコカップ第6節・ベガルタ仙台戦)
では、スタート!
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