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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第19節・浦和レッズ戦)

 8月1日は、埼玉スタジアム2002で浦和レッズ戦です。

今年は、すでにゼロックススーパーカップでゲームをしているので、2度目の埼スタですね。

 前節の湘南ベルマーレ戦は、台風の影響で試合が開催されず。延期となりました。

 それを経て迎える、今節の浦和レッズ戦。

チームというのは、勝った後、負けた後、そして引き分けた後、それぞれの結果を受けて、次の試合に向けた準備に入ります。今回はそのいずれも経験せずに次の試合に向かうわけですから、選手たちも気持ちの作り方が難しかったところも、多少はあったかもしれません。

 ただ湘南戦が延期になったため、その日の夜は広島で開催されたサンフレッチェ広島対浦和レッズのゲームをDAZN観戦した選手も多かったようで、すぐに切り替えて、浦和のイメージを掴んでいたようです。鬼木監督も同様で「切り替え」を口にしました。

「切り替えてポジティブに考えています。大事なのは1戦1戦やることだけなので。選手にもそういうことを言い続けています」(鬼木監督)

 試合に勝っても、試合に負けても、試合に引き分けても、試合が延期になっても、大事なことは、しっかりと切り替えて、目の前の1試合に集中して力を注ぐことなのだということです。

 そんな浦和戦の見どころを、いつものようにディープに語っていきたいと思います。ラインナップはこちらです。

1.「同じ相手に2回負けることはあってはいけない」(鬼木達監督)。オリヴェイラの色がつき始めた難敵・浦和との敵地戦。気になる予想スタメンは?

2.「後ろ5枚でやってくる中でも、色が違う」(中村憲剛)。中断以降に続いている、3バックシステムを採用するチームとの一戦。前から来るか、後ろで構えるか。人につくのか。場所を守るか。果たして浦和の出方は?

3.「ここ最近は試合に出ていなかったので、歯がゆい気持ちは持っていた」(長谷川竜也)。オリヴェイラ浦和対策で起用されるべき理由があるタツヤ。攻略のカギを握る彼が果たすべき二つのタスクとは?

4.「誰かが背後にランニングをかける動きは、僕とネットとの関係のときはなかった」(大島僚太)、「(ボールは)持ちますね。持ちます・・・リョウタくんが(笑)」(守田英正)。攻守の機動力と推進力、そして臨機応変さ。浦和相手に試される、新ダブルボランチコンビによる中盤の手綱さばき。

5.「興梠選手は毎回手を焼く嫌なFW」(谷口彰悟)。苦手な興梠慎三をいかに沈黙させるか。2試合連続完封のために、鬼木監督が守備陣に伝えたこととは?

 以上、5つのポイントで全部で7000文字のボリュームです。 

今回はゲームレビューを書かずに、連続してプレビューを書いていることになり、なんとも不思議な感覚でもありますが、相手が変われば、プレビューで書くべき内容もまるで変わるものですね。

では、どうぞ。

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