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初心者のための風間フロンターレ観戦講座vol.3〜得点王はチームの攻撃の証明。大久保嘉人がゴール前でフリーになっている秘密、教えます。


 初心者のための風間フロンターレ観戦講座も第3回になりました。

今回のテーマは攻撃に関する観戦ポイントです。ボールを保持して攻めているとき、何を意識して見ておけば良いのか。そこを語りたいと思います

 第3回は第1回と第2回に解説した内容や用語を踏まえた上で説明しています。まだ読んでいない方は、しっかりおさらいしてください。

第1回はこちら→初心者のための風間フロンターレ観戦講座vol.1~最初に理解しておきたい5つのポイント。

第2回はこちら→初心者のための風間フロンターレ観戦講座vol.2~なぜダブルボランチは、中村憲剛と大島僚太なのか。たくさんボールを受けている選手には、注目すべき理由がある。

 風間フロンターレの攻撃を語る際に外せないのが、なんといっても大久保嘉人の存在だと思います。彼が初の得点王をとった2013年シーズン後、風間監督はこんなことを言っていました。

「得点王が出るということは、チームの攻撃の証明だと思っている。嘉人自身の力も大きいし、チームの攻撃の形を証明したことでもある」

 あれから2シーズンが経ちましたが、大久保嘉人はJリーグ3年連続得点王という史上初の快挙を達成しています。毎年マークが厳しくなった上でのこの偉業ですから、すばらしいとしか言いようがないです。誰もが大久保嘉人本人の能力を認めていますし、風間監督も「あれはすべて嘉人の力だよ」と褒め称えています。

 こういうときの風間監督って「あれは俺のおかげだよ」なととは冗談でも言わないんですけど、その一方で、風間監督は筑波大を指揮していた時代も関東大学リーグ得点王を毎年のようにチームから生み続けています。指揮するチームのストライカーがこれだけゴールを奪うことができているのだから、そこは風間監督の手腕とも無関係ではないはずです。

今回はそのへんの秘密にも迫っていきたいと思います。

 というわけで、講座第3回の目次です。

1.チームの攻撃の調子をはかるバロメーターはこれだ!

2.大久保嘉人がフロンターレに来て風間監督から最初に受けた指導とは?

3.風間監督がストライカーに求めている意外な技術。

4.なぜ大久保嘉人をセンタフォーワードで起用するのか

5.マークされているほうがチャンスは作れる??

6.高さで解決しないからこそ、サイドから点が取れる。

7.ストライカーはマグロ漁船に乗った漁師!?

8.終わりに

今回のテーマは「攻撃」なんですけど、6500文字を超えました。前回以上のボリュームですので、ぜひお読みください。


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