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2017年シーズン前半・川崎フロンターレ総集編レビュー

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2017年シーズンのリーグ戦第1節〜第17節までのレビュー集です。ACLや天皇杯のレビューは含まれておりません。
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2017年6月の記事一覧

「ゲームの構図を変えられなかった」(中村憲剛)。ミックスゾーンでそれぞれが語った敗因から読み取れる、選手たちが向き合うべき今後の課題。(リーグ第14節・横浜FM戦:0-2)

「ゲームの構図を変えられなかった」(中村憲剛)。ミックスゾーンでそれぞれが語った敗因から読み取れる、選手たちが向き合うべき今後の課題。(リーグ第14節・横浜FM戦:0-2)

 日産スタジアムでの横浜F・マリノス戦は0-2で敗戦。

 早速ですが、今回のレビューのラインナップです。

1.「もう少し攻めておくとジャブのように効いてくるが、それも前半はあまりできなかった」(谷口彰悟)。ジャブの手数自体が少なすぎた前半の攻撃。その2つの原因とは?

2.「ボールは前半から持てていたが、怖いプレーがなかった。ただボールを回しているだけだった」(車屋紳太郎)。マリノス守備陣に「

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「ネットを真ん中に置いて、自分はサイドにポジションを取ろう。そうやってつなごうと、ネットとも話しました」(大島僚太)。後半の攻撃は、なぜ劇的に改善されたのか?ハーフタイムに行った攻撃面の「交通整理」を読み解く。(リーグ第15節・サンフレッチェ広島戦:1-0)

「ネットを真ん中に置いて、自分はサイドにポジションを取ろう。そうやってつなごうと、ネットとも話しました」(大島僚太)。後半の攻撃は、なぜ劇的に改善されたのか?ハーフタイムに行った攻撃面の「交通整理」を読み解く。(リーグ第15節・サンフレッチェ広島戦:1-0)

 等々力競技場でのサンフレッチェ広島戦は1-0で勝利。

 一言で言えば、最後は苦しい試合でした。フロンターレのシュート数はわずか5本。ただそれでも勝ち点3を積み上げました。こういう勝ち切る経験が大事だと話すのは、決勝弾を決めた阿部浩之です。

「シュート数やチャンスが少ない試合は、こういう勝ち方が理想。よくはないけど、割り切った戦い方ができているのはよかった」

 言ってしまえば、こういう勝ち方

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「この試合に関しては、自分に責任があると思っています」。試合終盤の決定機逸脱を悔やむ小林悠。エースとして勝敗を背負う彼に、鬼木監督がかけた言葉とは?(リーグ第16節・ガンバ大阪戦:1-1)

「この試合に関しては、自分に責任があると思っています」。試合終盤の決定機逸脱を悔やむ小林悠。エースとして勝敗を背負う彼に、鬼木監督がかけた言葉とは?(リーグ第16節・ガンバ大阪戦:1-1)

 吹田スタジアムでのガンバ大阪戦は1-1の引き分け(※画像は去年の写真です)。

 最後までお互いに攻め合う展開でした。死力を出し尽くしたのでしょう。試合終了の笛が鳴ると、少なくない数の選手がその場に座り込む姿がありました。

 スコアこそ1-1でしたが、がっぷり四つで噛み合ったゲームだったとも言えます。試合を振り返る選手の口からは「楽しかった」という言葉が聞かれました。

「引いて守ってくる相手

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