スポーツ好きの スポーツマンシップへの無関心
たいへん分かりやすく、よい記事なのでクリップしておきます。
大差で「勝った」高校アメフトチームの校長が謝罪したというニュースが発端です。
それは、フェアプレーではなかった、スポーツマンシップに欠けていた、ということです。
日本人はスポーツ好きだけど、スポーツを娯楽として見ているから、こういうよいテーマを受け入れない傾向があります。
日本では一般に、とにかく結果を少しでもよくするために、常にフルパワーを出すことが「スポーツマンシップ」と解されているように思えます。
問題なのは、体育学科の学生まで、深い「スポーツマンシップ」に興味を持たず、勝つために、結果をよくするためにプレーしていることではないでしょうか。
たとえば将来コーチを職業にするとして、職業コーチの職業倫理は、第一にユニバーサルなスポーツマンシップでしょう。
スポーツは社会教育だから、視野を広げて、ゆたかな人生にする、自他のまなびの機会を尊重する → ゆたかな人生をおくるよい人になる = スポーツマンシップのある人。
発端の記事はこちら
以前書いた、関連記事です。
勝敗に何ら影響を与えないと分かっている攻撃の「居心地の悪さ」について4点にまとめています。
スポーツマンシップとフェアプレーの大切な点に「ゲームを私物化しない」ということがあります。
大勝しているチームは、えてしてそのゲームを「効率的」なものにするため、練習の一環にしたり、日頃出来ないことを試したりするものですが、それらの行為は常に、ゲームの本来の目的からそれるという道徳的問題をはらみます。
ゆえに、スポーツマンシップやフェアプレーについて深くまなび、自分で判断できる選手がふえるといいなと思っています。■
いただいたサポートは、地域を幸せにする私の活動に使わせていただきます。