「玉虫小箱 コスモス(小)」(「女医明妃伝~雪の日の誓い~」
さて今日は、今までご紹介してきた小箱のサイズ違いとなります。
こちらは、コスモスの模様。
小さめですので、メディシンケースとしても、お使いいただけます。
詳しくは、当店のホームページから、どうぞ。
さて、今度は、「女医明妃伝~雪の日の誓い~」という中国時代劇を見ました。
2016年の作品で、出演は、リウ・シーシー、ウォレス・フォ、ホアン・シュアン。
リウ・シーシー演じる允賢は、長く続く医者の家系に生まれるのですが、宮廷の院判だった祖父が、罪をかぶせられ処罰されてしまったため、父親から医学を学ぶのを禁じられていました。
しかし、允賢の医学への情熱は、とどまるところを知らず、ついには、宮廷の太医院に入学するまでになります。
女性が医者になるなんてあり得ないことだった明の時代に、ひたすら自分の道を貫いた允賢が巻き起こす騒動に、彼女に惹かれるようになった二人の男性のドラマが重なります。
その二人の男性とは、ウォレス・フォ演じる、時の皇帝である朱祈鎮と、ホアン・シュアン演じる、その弟である成王。
允賢をめぐる二人の確執は、ついには国を揺るがす事態にまで発展し・・・。
医者を志す女性が主人公ということで、地味な話なのかと思いきや、国家の存亡までがかかってくるというスケールの大きな物語となっていました。
リウ・シーシーも、「風中の縁」では、ちょっとやりすぎな演技でしたが、今回は、パッと見は、いいとこのお嬢様という役で、なかなかかわいらしかったですね。
しかし、それでいて、医学の追求に関しては、何が起きようとも、まったくブレずに自分の道を貫きます。
牢獄に捕らえられれば、そこで働いていた貧しい女性の医者から、自然にあるもので薬を作る方法を学び、
反対勢力から命を狙われ、川に落ちたのを旅芸人たちに助けられれば、彼らから、民間伝承に基づいた医学を学び、
皇帝の遠征について行き、オイラトの捕虜になれば、そこで、明とはまるで違う医術を学び・・・。
と、困難にぶつかるたびに、そこから何かを得て、レベルアップするという、まるでRPGのような展開も、楽しいです。
大して期待もしないで、見始めたのですが、「若儀」なみの名作でした。
未見の方は、ぜひ、どうぞ。
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