リーダーシップとかチームワークとか
私は2年間、現在所属するチームでキャプテンをしてきました。
「こういうふうにチームをまとめていました」みたいな、具体的な成功例を書くことができれば良かったのかもしれませんが、そうではないので悪しからず。
キャプテンを経験して、そこから学んだことをいかして、これから私はチームに何ができるのかを考えてみました。
チームが勝つ為に必要なこと
まず、チーム目標を達成する為に、勝つこと、勝ちを積み重ねることが当たり前ですが必要です。
チームが勝つ為、強くなる為には、チームがまとまる必要があると思っています。
チームがバラバラだと勝てないことは何となく想像できると思いますが、じゃあ、まとまっていれば勝てるのか?と言われれば、また別の話かもしれません。しかし、少なからず、まとまっていないチームで勝つとするならば、ずば抜けて上手い選手(たち)がいて何でもしてくれるようなチーム以外あり得ないと思っています。そのような勝ち方ができるのもその選手(たち)の実力にもよりますが、もって1〜2年が良いところではないでしょうか。
チーム一丸となってとか、一体感とか、こういう言葉を使用することが多いですが、全員が勝利という同じチーム目標に向かい協力や努力することのできる状態がまとまるなのではないかと考えます。
そのチームをまとめる仕事を率先して行うのがキャプテンで、それにはリーダーシップが必要不可欠です。
チームがまとまるには
チームがまとまるには、全員が"主体的"に動くことが重要です。
全員が主体的に行動する中で生まれるものが"チームワーク"で、1人1人の力が掛け算され、チームの力が何倍にも膨れ上がるような、または、誰かのミスをミスにしないといった、"相乗効果"と"助け合い"がチームスポーツの根源ではないかと考えています。
相乗効果と助け合い、どちらにしても、自分自身のことをよく理解していないと成り立たないし、その上で、味方のことを理解することが大切です。
自分自身を理解した上で、
・どうすればチームが良くなるか?
・どうすればチームが強くなるか?
・チームの為に私は何ができるのか?
こういったことを選手全員が考え、自ら行動する。
その方向性を間違えないように、"リーダーシップ"というものが存在して、選手全員がチーム目標に沿った形で力を発揮できるようにサポートしたり、ゴールに導いたり、自ら体現したりすることが求められると思っています。
やりたくないけど、やるしかない
チームが勝つ為、まとまる為には、全員が主体的に動くことが重要ですが、主体的に動くということができていない人がほとんどだと思っていて、だからこそチームというものはとてつもなく"まとまりにくいもの"だと考えています。
ましてや、スタメンの人、サブの人、メンバー外の人、試合で勝ったとき、負けたときなど、それぞれのいろんな感情がその日、その日で目まぐるしく変わっていきます。
チームにおいて、人が不満を抱えてしまうことは、ある程度しょうがないことだと思うし、不満を抱えている人が一定数存在してしまうものなのかなと。
誰かが我慢して、誰かがバランスを取って、それでチームというか組織というものは成り立つものだと思っています。
なので、一昨年キャプテンを任されたときは"やりたくない"が、本音でした。
今まで一度も(国体ではあるけれど)キャプテンをしたことがなければ、キャプテンキャラでもないし、私に務まるものではないと思っていたから。
でも、任せていただいた以上、やるしかない。
人は簡単に動かない
自分自身がやるべきことをやっていれば、ついてきてくれる人はついてきてくれると思っていた自分を今思うとぶん殴りたいです。いや、蹴飛ばしたい。そんな簡単に人はついてこない。
主体的に動くということが思っている以上に、難しいということに気が付いていませんでした。
自分自身の意思でチームを決定したにも関わらず、入団会見とかでチームに貢献したいと言ったにも関わらず、チームに所属して満足する人や私なんかと卑下してしまう人が多いです。私もその1人でした。
私が何か言ったところで、私が何かしたところで、チームは変わるのだろうか、ただ任された立場で、そこまでやる必要があるのか?
そんな無駄なことを思っていました。
仮にやるべきことをやっていても、何も感じない人もいるし、それを見て何かを感じてくれる人がいても、行動に移す段階にはいかないんだということを教えてくれた友人もいたし、実際にそう思いました。
圧倒的な実力やカリスマ性があれば、まとめることは簡単かもしれないけど、私にはそれがない。
やるべきことをやるだけではなく、1人1人の立場や人間を理解して、それぞれに寄り添って、一緒に頑張ろうと手を取り合って進んでいく。これが必要だと感じました。
全員にできるわけではないし、私が関与しなくてもチームのことを考えて行動できる人もいる。
でもそうではない人が大半で、そういう人たちに対しては、一緒に頑張ろうと、どれだけ失敗してもいいから挑戦してみてと、そんな背中を押すことができれば良いのかなと。(ケツを拭ける実力が欲しかったけど、それがないのでかわりに褒めまくります。)
今までは、チームメイトとのコミュニケーションが足りな過ぎて、シーズンの最後の方にしか一緒に頑張ろうとあなたたちの力が必要なんだって、ちゃんと話すことができなかったけど、結局なにも話さない限りは前に進まなくて、でも一方的に想いを伝えたって、伝わらなくて。
相手の想いを聞いて、寄り添って、はじめて人は動くんだなと、そんなふうに今は思います。
「希望を配る人」
ナポレオンの言葉で、リーダーとは、「希望を配る人」という言葉があります。
私の友人である、吉野有香(株式会社ゆかサル社長)は、一緒にいると私にも何かできるんじゃないかって、そんな希望を持たせてくれる人です。
もちろん、選手時代や起業してからもいろんなことを乗り越えた上で、今のゆかちん(そう呼んでいる)があります。その経験や目的に対する熱量、圧倒的な行動力と判断力が彼女のリーダーたる所以であり、周りの人に希望を与えてくれる理由かもしれませんが、
目標や目的を達成する為には1人の力ではできないことを知っているからこそ、できないことや苦手なことをハッキリと伝え、人を頼ることができる人です。だから周りの人間がここは私がやるよ!と助けてくれるのではないかと思います。
チーム目標を達成する為に、試合に勝つ為に私1人の力ではどうにもならないことなんて分かりきっています。なんなら下手っぴな私にはみんなの力が必要です。足りない部分を補って、支え合いたいです。
自分自身が前向きになれないこともあるけれど、それでもチームメイトに対して、今日も練習頑張ろう!辛い日は、一緒に乗り越えよう!って、みなみが頑張ってるなら私も頑張るって、そんなふうに毎日思ってもらえるようにする、日々の頑張った先の未来(勝利の瞬間)を一緒に想像しながら、ちっちゃな希望を配れるようになりたいなと最近思うようになりました。
ちっちゃな希望を受け取ってもらう為にも、信頼し合えることが重要です。信頼してもらうのは、そう簡単にできることではないけれど、このチームで勝ちたいという熱は誰にも負けないし、日々の練習、そして日頃のコミュニケーションを大切にし、少しずつ認めてもらえるように努力します。(みんなたくさん話そうね!笑)
成功体験をしていないので、何が正解かは分からないし、正解なんて、ないと思います。
それでも、チームの為に行動をし続けたい。
...
結局強いのは、"家族のようなチーム"だと私は思います。
仲良くなれれば良いけれど、そうでなくても、勝利の為に本気でぶつかり、信頼し合える関係を築きたい。
在籍年数や試合の出場数など関係なく、このチームは"自分のチーム"だと全員が思える、そう思って行動できること、が大事なんじゃないかと思います。
全員が今日もチームの為に頑張ろうと前向きに行動できるように、そんな働きかけをしていきたいです。
チームの為に、チームが強くなる為に、何ができるのか、今シーズンも試行錯誤です。
石田みなみ
吉野有香(株式会社ゆかサル社長)はこんな人☟
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