見出し画像

高価なものはシェアするサブスクではなく所有するサブスクになる

こんにちは。えるもです。

今日思い切って、日経クロストレンドの有料会員になったので、思う存分記事を読み漁ってました。

前々から、買わない時代のサブスク事業構築法のシリーズが気になっていたので途中まで読んでいましたが、第4回の「納車待ちを逆手に ボルボが始めた新型月額サービスは成功するか」が興味深かったので共有します。

時代は所有からシェアへ?

有名な車関連のサブスクだとTimes Carのカーシェアなど「車を所有せず使うときだけ乗る人」や「車にはよく乗るけど、色々な車に乗りたい人」という需要に答えてカーシェアリングやサブスクサービスが拡大しています。

しかし、今回スウェーデンの自動車メーカーが『スマボ』という車が定額で乗れて、3年~4年後に新車に乗り換えることができるサービスを始めました。

2018年6月から始めたのは「セレクトスマボ」。月々決まった額を払えば、ボルボの中古車に乗れる、という内容だ。クルマは買うより利用したいというサブスク時代にあったサービスで、自賠責保険料や検査登録、車庫証明などにかかる費用は頭金として別途必要になるが、その後は毎月、車両の売値の1.3%(税込み)を支払うことで、最長1年間乗り続けられる。
引用:日経クロストレンドより


よく見てみると、実際は月額の支払いがローンよりも安くなっているくらいでめちゃめちゃお得な感じはしません。

しかし、技術の革新が急速化している背景により、5年前の車と最新の車では大きく性能が異なります。技術革新が早まったことにより、新しいものへの欲が高まっています。

それにより、今回のスマボのように「定額で、所有せず、常に新しいものを使う」という新しい価値が生まれました。

毎年iPhoneを最新機種に変えてる人のカラクリ

そういえば、毎年iPhoneの最新機種が出るたびに新しいのに買い換えてる人っていますよね。
正直、どこから金が出てるのか疑問でした。

実は、先ほどのスマボと同じことがiPhoneでもできます。

例えば、iPhoneの最新機種は約1年周期で発売されています。
そこでiPhoneの最新機種を購入し、1年後、最新機種が出たタイミングで買い換え、古い機種は売る。

一つ前の世代だとあまり価格は落ちず、需要も高いのでだいたい7割くらいの値段で売れ、実質3万~4万円ほどでiPhoneの最新機種が毎年手に入ります。
また、最新のiPhoneを12ヵ月の分割で購入すると月々1万〜1万5千円程度で負担も少ないです。

そう考えると、数万で買った6sを数年間、電池の消耗と戦いながら使い倒し、売るときはほぼ無価値で売れても数千円程度のものを使うか、毎年3万円の出費で最新機種を1年ごとに使うか…
(ちなみに私はまだ6sです…)

ここからは個人の価値観に依りますが、こう考えると、最新機種に変え続ける層が一定層います。
車にも同じことが言えて、まさにそれを始めたのが今回のボルボの『スマボ』かな、と。
そのうちAppleやGoogleも同じことをしそうですね。

時代は所有からシェアの時代になっている、といいますが、やっぱり一定層所有したい層がいるので、上記のようなビジネスも増えていきそうです。

未来の市場を考えるのって、なんかワクワクしますね。

以上、今日のえるもでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?