君の紺色の影に咲いている
いくつかの花のかたちを
僕は知っている

花の名は発音できない

とてもわずらわしく虚しい感じだけが
じりじりと
胸のなかを巡っている

花びらをひとつでも
食むことができたらと思うよ

けれど
どうしようもない

抱きようのないホログラムのように #詩

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