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仕事に悩むわたしへ

長いトンネルを抜けたらそこは雪国、なんてことは今まで経験したことがない。たいてい、その暗く変化のない道を抜けたあとに、ああ、あれがトンネルだったかと気づく。てっきり、本当の暗闇に閉じ込められたんだと思っていたから。

毎年やってくるのに、人生を31年やっても冬が苦手。寒くなってくると自分がとても無力に思えて、人生が何もひらけていけない。このまま泥の中に生きるのだと思うと辛いんです〜〜〜〜ってびーびー泣いちゃう。それが冬。昼間、どんなにあたたかい日差しをあびても、冬は冬。ほっとくと消えてなくなりたい、と精神が砂になってしまう。さらさら。

そして、ただでさえ精神がおこもりしてしまう冬に、ある悩みを抱えてしまった。

今のわたしの悩みは仕事が減ったこと。2019年からフリーランスになり、いくつかの仕事をしていたのだけど、コロナのあおりを受けて昨年の秋にエンジニアの仕事がなくなった。平日フルタイムでやってた一番大きな仕事だったので、収入がどーんと減った。もともとやっていたライターの仕事もあるし、新しく雑談の仕事も始めた。それで収入が元の3分の1まで来た。けれどまだまだ、元通りとは言えない。どうしようかな、とあれこれ考えるけど、稼ぐのが下手くそなのか脳みそが動かない。

(これは今リアルタイムで考えながら書いてます)

まずは自分のできることを、と考えてみる。

WEBで子育て4コマ漫画のサイト運営に関わり、1年ほど編集の経験がある。あわせて子育て関連情報のライターを3年やってきたから、ライティングも経験がある。オンラインのエッセイの講座を始めて1年半経ち、書くことをサポートする経験もある。こう考えると、書くことにまつわる部分で今後も仕事を増やすとよいのかもしれない。あと、まだ始めて間もないけれどスタートアップ起業で雑談をする仕事はかなり力を入れてやっていて、なぜならそれは時給換算するとこれまでの経験で一番高いから、ってのもあるけれど、やってみると自分の強みが最も発揮できている仕事のように思う。雑談してほしい、と言われて始めたけれど、結果としては会社の理念や行動指針を一緒に作り上げたあと、今はメンバー個人の人生の目的について練り上げているところだ。会社の目的と個人の目的の繋がりを見出して、相乗効果をもって会社をよりよくしていきたいと思っている。雑談の仕事と言いつつ、実際には会社をエンパワメントできそうなこと全てを提案し、前に進めようと考えてる。

対して、書く仕事や雑談する仕事よりも経験が長いのがシステムエンジニアの仕事。会社員時代に3年、フリーランスでも1年半経験があるけれど、もうエンジニアはやらないと決めている。適性がない。正しく動くシステムを作ることに興味がないのが一番の原因だと思う。ハマればコーディングも一気に進むのだけれど、ハマるのに時間がかかるし、その時間を苦痛に感じる。ライティングみたいに「とりあえず書き始めてみる」ができない。やっぱりエンジニアの仕事は、できるけどやらない方がいい。

また、書く仕事でも苦手なことがある。会社員時代に官公庁向けのシステムの提案書を書いていたけれど、最も仕事のデキが悪かった。製品を使ってよかったという実感のないままに、製品の素晴らしさを並べたり、選んでもらうための宣伝をしたりするのが苦手だ。だからこれからも、使ったことのない商品や接したことのない会社について書くことはしないほうがよさそうだ。

自分の強みを考えるって就活みたいだなと思ったけど、そりゃ当然、就活とさして変わらないわな。仕事を増やしたいんだから。

経験から考える自分の強みは、面白がれること。人と共創すること。書いて表現できること。複数の提案をしながらベストを探ろうとすること。子育ての経験があり、かつ子育て関連の情報をまとめた経験があること。子育てにまつわるエッセイのネタがたくさんあること。やると決めたらすぐ行動すること。弱みは、実感を持たずに宣伝するのが下手なこと。一人で全てをやろうとするとパンクすること。冬に元気がなくなること。

うーん、ライターの仕事ってみんなどこで増やしていくんだろう?クラウドソーシングのサイトには1文字0.1円のお仕事がはびこってて、わたしにとっては地獄に見えた。贅沢なのかもしれないけれど、ちょっとでも収入を増やしたいからと単価のかなり低い仕事まで受けるのは、違うのかなと思っている。

こういうことをnoteに書くのは今までしてこなかったけれど、仕事がしたい、って欲求について公開したくなった。もっと働きたい。

次は周りの人に見出してもらった自分の強みについて考えてみようかな。

仕事に悩むわたしへ。もう少し悩んでみようね。


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