僕が伊瀬ハヤテになった日

いつもとタイトルの雰囲気が違うと気がついた人はどれくらいいるかな?伊瀬ハヤテです。

まずは皆さん僕のツイッターアカウントの固定ツイート(https://twitter.com/isehayate0108/status/1138092843443019777

を見てきてください。可愛いですから。

見てきましたか?



じゃあ話を始めます。今回は少し長いですよ。



みなさんはツイッターアカウント、何個持っていますか?僕は地元のコミュニティ用、大学のコミュニティ用、特撮系の情報を集めるためのアカウント、そして伊瀬ハヤテのアカウントの4つ持ちです。自分的には普通だと思っているのですが世間的には多い部類なのかな?
アカウントを分けるとタイムラインが見やすくなるし、それぞれのフォロワーに興味がない情報を見せないで済むので分けています。中にはアカウントを1つしか持たない人とかいますよね。アカウントが1つで平気な人は生まれてきたことを後悔したことがないという偏見を持っています。これはガチ。
ちなみにこれら4つとも鍵はついておりません。鍵をかけるくらいなら違うアカウントを作ります。誰にも見られない呟きってメモに書くでよくない?

それぞれプロフィール欄に

地元用のアカウントが2014年8月から。
特撮用のアカウントが2014年10月から。
大学用のアカウントが2015年3月から。

と書かれています。

そして

伊瀬ハヤテのアカウントは2018年11月から。

お?

「1828日の恋」が発売されたのは12月1日。


恥ずかしい話。

僕は本が発売される12月1日にツイッターアカウントを作ろうと思っていたのですが発売日が迫るにつれ、いてもたってもられず11月28日の夜中、正確には29日に伊瀬ハヤテのアカウントが産声をあげました。世界の誰も聞いていないダサい産声でした。

12月1日になりいよいよ本の発売日です。伊瀬ハヤテのアカウントで紀伊国屋書店のサイトのリンクを貼る!アマゾンのリンクを貼る!!いっちょまえに宣伝らしきツイートをかましていく!!!



誰も見ねぇ。

まぁ自費出版なので僕自身に知名度があるわけではないし、タイトルも表紙もそこまで興味を引くようなものではないので当たり前の結果なのですが。

ただ、僕はこの日決意をしていました。


カミングアウトです。


大学用のアカウントで伊瀬ハヤテを宣伝する。それは僕が伊瀬ハヤテであること、ひいては僕が男の人のことが好きだということが知られるわけです。


今までひた隠しにしていました。彼女がいると嘘もついていました。

だけど卒業を間近に、やはりみんなには、僕の過去を知ってほしい!!!



という思いは特になく、大学用アカウントはフォロワーが200人弱いるし普段から関わりのある友達も多くいるので誰か買ってくれるかなー、とか買わないにしろ拡散とかしてくれたら嬉しいなー、あとどうせ卒業まで3ヶ月くらいしかないならたとえいじめられても無視されても耐えられるかなー、なんて思いながらのカミングアウトでした。動機が不純。

結果として、大学の友達がたくさん伊瀬ハヤテのアカウントをフォローしてくれて、中には本を買ってラインで感想をくれる子なんかもいたりして。嬉しかったですね〜。


世界は自分が思っていたよりも優しいな、と思いました。


はい、ということで伊瀬ハヤテになった日は12月1日。

という訳ではないんですよね。

いや伊瀬ハヤテになった日は12月1日であってるんですけど少し理由が違うのです。


みなさん今一度僕のツイッターアカウントの固定ツイを見てきてください。もちろん伊瀬ハヤテのね。


見ましたね?

やっぱり可愛いですよね?

左のやたら図体が大きく見える男が僕です。なんかごめんなさい。

そして右。かわいいですね〜

映画やCMで活躍されている俳優の野島健矢さんです。

どこかで見たことあるな〜という方も多いのではないでしょうか?そう、イオン春の新生活応援CMにて一人暮らしのスタートにベットを買い忘れるという大ポカをやらかした若人を見事に演じられている人こそ野島さんなのです。見て!いい感じ〜!だから!

イオンCM(https://www.youtube.com/watch?v=II1YwgmK1ew

あと野島さんのツイッターのメディア見てきてください。スクロールしてもスクロールしても永遠に美青年出てくるから。たまに美少年。

野島さんのツイッターhttps://twitter.com/yeszima


(言い訳させて、野島さんが小柄だから僕が大きく見えるだけだから!標準体型だから!ちょっとお腹出てるくらいだから!)


先ほどからちょくちょく滲み出てはいたのですが、改めて。

僕、野島さん超タイプなんですよ。カミングアウトしていた友達にどんな人が好きなの?と聞かれるたびに野島さんのツイッターを教えていました。みんな可愛いねと言っていました。ぼくは首を縦に大きく振り、「それな!」と言い続けてきました。

「ぼくがかんがえたさいきょうにたいぷなおとこのこ」それが野島さんです。

気持ち悪いですね。すみません。


野島さんを初めて見たのは室井雅也さんのMV「A GIRL BY SEASIDE」(https://www.youtube.com/watch?v=7TEWTEdPvxo

大学の友達と見てて「あーこの子かわいいなー」と思いつつ口には出しませんでした。

少しして、たまたま手伝いで行った映画撮影の現場でとある先輩と出会い可愛がってもらいました。その先輩は昔映画のプロデューサーをしたことがあると、その映画の予告編を見させてもらうとどこか見覚えのある顔が。

そう、野島さんだったのです。


そこから月日は経ち、ツイッターでフォローはせずにたまに見に行く。いいなと思ったらいいねをおす。リツイートはしない。そんな日々を過ごしました。
なんでこの人いいねしてるの?と聞かれると演技が好きだから。と答えてもギリギリ押し通せるかなって。リツイートまでするとなんか別のニュアンスの好きも混じってんじゃないの?って思われそうで。そんな感じで野島さんを文字通り遠くから見てきました。


さて、時は少し進み2018年12月1日。


この日の夜、高校の友人とご飯に行ってたんですね。出版祝いです。鉄板焼きをごちそうになりました。普段飲まないお酒も飲んで二人で顔を真っ赤にしました。

食事もひと段落し、各々スマホを見ていた時タイムラインに見慣れた美青年が出てきたんですね。そう、野島さんです。

この日も僕はいつも通りいいねを押しました。そして気づきます。


あれ、もうみんなに男の人が好きってバレてんだからいいんじゃね?


僕はリツイートも押しました。


この時。


あの瞬間、僕は伊瀬ハヤテになったと思っています。


周りの目なんかどうでもいい!気にしない!ではなく、周りもみんな知っている状態。その上で自分がしたいことをすること。


これがどれほど心地よく、自由で、幸せなことか。


些細も些細、本当に小さなことです。リツイートボタン、押すか押さないか。でも押してからしばらくの間、もう嬉しくて嬉しくてずっと友達に押せた!押せたよ!と言っていました。友達はそっかーと言っていました。それもまた幸せなことです。


だから僕が伊瀬ハヤテになった日は12月1日なんです。


これらの話を読んで最後にもう一度固定ツイを見てきてください。

見ましたか?



幸せそうでしょ?





幸せでしたよ。






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