教育界に革命が起こる?!ボードゲーマーが使うゲーマージャンケンとは!?
どうも、いせごんです。
にせごん「ごみ捨てジャンケンで決めようぜ!」
いさごん「せーの、じゃんけんぽん」
いさごん「うわー、パーが一人いるせいであいこだー」
審判「ちょっと待ったー!!!」
審判「この勝負、パーの勝ちです!」
にせごん「えーーーー!?」
ここからは、いせごんが説明しよう!
今回の勝敗に使われたジャンケンは、「ゲーマージャンケン」と呼ばれるものです。
ゲーマージャンケンとは
「多数決の逆」、つまり「少数派」が勝つジャンケンです。
先程の例でいうと、チョキが4人、グーが3人、パーが1人なので、パーが一番少ないから勝ちです。
ちなみにゲーマージャンケンは3人以上でやる場合は、かーなーり早く決着が付きます。ボードゲームはスタートプレイヤーを決めることが多いのですが、8人などの大人数でやることが多いんです。そうなると、全員でやるとあいこばかりが続きます。かといって、ペアでやったあとにってやると時間が掛かります。そこで生み出されたのがゲーマージャンケンなのです。
言葉で説明するよりも、事例で説明していきます。
この場合は、チョキが一人なのでチョキの勝ちです。
この例からわかっていただきたいのは、出した手が一人だけなら無条件でその人が勝ちです。これは10000000人いて、一人だけパーを出したらその人が勝ちということです。この原則は崩れません。
なので、この場合でも普段ならグーが一人負けですが、グーの勝ちということです。
少数派のグーが強い!
次はちょっと複雑です。
グーが二人、パーとチョキがそれぞれ一人です。
まずグーは多いので、この時点で負けです。
残ったのは、パーとチョキです。こうなったら普通のジャンケンをします。
なので、チョキの方が強いのでチョキの勝ち。
この例からわかっていただきたいのは、多数派はまず負けということ。負けを取り除いた後に、通常ジャンケンが行われるということです。
ゲーマージャンケンにおける多数派は圧倒的弱者ということです。人と被らないように出すのが大事です。
こういう場合はどうでしょう。
グーが三人、チョキが二人です。
少数派が勝つので、チョキが勝ちます。
このあと、チョキ同士でジャンケンをすれば一瞬で決まります。
というのがゲーマージャンケンです。
ここからが本題です。
教育におけるジャンケンの役割とは?
グループ分けをして、リーダーを決める時に「ジャンケン禁止令」はあるあるですよね。
はい、いせごんがここで質問です。
「なぜダメなんですか?」
そこが出発点になります。
私は「ネガティブな気持ちでリーダーになってほしくない」という想いがあります。そのためジャンケンを取り入れる場合は、「勝ち」にこだわります。
今回取り上げたゲーマージャンケンも、「勝ち」です。ただこれは効率的に勝敗を決めるためのルールです。
話が少しそれますが、私の掃除担当場所ではごみ捨てジャンケンするとき、私に勝った人がごみ捨てに行きます。
「勝ちだけね。あいこと負けは負け」
そのため生徒は何がなんでも負けようとするんです。
「先生、何出すんですか?」
「グーを出します」と言って、いせごんは真面目にグーを出します。そして大体の子は真面目にチョキを出すんですが、裏を読んだ子が必ずいて、パーを出すんです。この読み合いもあいこが同じならあいこのグーが安定なんじゃないかと出す生徒がいます。
こういう読み合いは頭を使うので、ジャンケンもあながち悪いとは言えません。
ジャンケンは手段の一つに過ぎません。そのため、ジャンケン禁止も選択肢としてのジャンケンならOKという場合もあるように思えます。
こういうことを考えていくと、ジャンケンという殆どの人が知っているものはどんどん広がりを見せます。こういった話から、ジャンケンの種類などを再確認し、新しいジャンケンを考えてみようなどの授業に持っていきます。馴染み深いジャンケンから「授業」に展開できるのです。
ちなみにこれには元ネタがあります。米光一成さんの「あたらしいじゃんけんをつくろう」という本です。この本を元に総合的な学習の時間やLHR、情報の授業でもジャンケンの内容を取り入れています。
内容はこれまでのジャンケンを再確認し、新しいルールを作る課題を通して、表現力や発想力を鍛えるワークショップをまとめたものです。
ちなみにKindle unlimitedの方は無料でお読みできます。2冊買っても400円なので、先生方にはかなり役立つ内容ですので、お得だと思います。
ちなみに米光一成さんはあの「ぷよぷよ」の生みの親です。
他にも米光さんはボードゲームも出しています。「はっきよいゲーム」は一時期、クラスと職員室でブームになるほどの中毒性があるゲームです。これはいせごん的にはベストオブベスト2019にランクインしています。ペンギンパーティに変わるド定番にしたいと密かに思っています。
「はぁって言うゲーム」は飲みの席でやると無駄な盛り上がりを見せます。2も出ていますが、これは教員の演技力の高さが身に沁みてわかるゲームです。
授業に使える、遊びながら学習できるボードゲームを紹介しています。
ぜひお読みいただければと思います。
以上、終わりっ!
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