色が好きって話

色が好きって言うと「ちょっと何言ってるかわかんないっすね」の反応をされることがあるので、思い立って思ってることを書こうと思う。

反射光がどうとかいう話ではなく(できないので)いま自分に見えているこの色がグッとくるぜ!みたいなふわふわニュアンスな言葉を積み重ねることでなにか伝わるものがあれ、という文章の予定だよ。

ちなみにGoogleで「色が好き」って調べるとクレヨンがなくなる教育番組の歌しか出てこないけど、twitterで「色という概念が好き」って調べると似たような感覚を持っているであろう人がいらっしゃった。いいよな、色という概念…。

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●水彩絵の具

幼少期の私は絵画教室に通っていて、絵の具の混色がめちゃくちゃ好きだった。ベーシックなチューブの色はそこまでグッとこないんだけど、混ぜると好きな色を作り出せることがあまりにも楽しすぎた。無限の可能性。色への目覚め。

あいいろにしろとくろを混ぜた色がめちゃくちゃ好きだった。けど「好きな色は?」って聞かれたときにこの色が出てくるかというとそれはそれで違ったりするんだよな。好きな色はタイミングと素材と組み合わせによって変わる。

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●万年筆インクとマニキュア

私の手元にあるインクは7本(2020年6月現在)。

高いからあまりポンポン手が出せないのと、使い切れなかったら勿体ないという自制心が働いている。けどインクの雑誌読んでたら1ページに4色くらい欲しいのあるんだよな。inkstandに行くと好きな色作れたりもするし、また無限を感じる。

インクは「瓶詰めになった“色”を手にしている!!」って感覚が強くていい。

なんとその色を使って文字を書いたり絵を描いたりできる。カートリッジ式万年筆とか普通のボールペンも好きだけど、瓶に入ったインクを使う場合はハードとソフトが分離しているぶん「色を使っている!!」って感覚が強くてより楽しい。

マニキュアはなんと自分の爪に好きな色を置いておける。ただ一定層のオタクがやりがちな事として、服を選ぶときに“自分が着た状態”ではなく“服そのもの”で見てるって話を聞いたことがある。

私もわりとそのタイプだし、マニキュアもたまに大変なことになるんだよな。好きなものは好きで、バランスの取れる大人になっていきたい。

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●色見本とアイシャドウパレット

色見本が好きすぎて、新人の頃に立候補して社内のPANTONEの補充係やってた。

グラデーションではなく、別個の色として区切られたものが並んでいる状態がとても好きで、結構いつまでも眺めていられる。単色でこれ!というお気に入りを探すのも楽しいし、グッとくる2色、3色の組み合わせを見出すのもいい。大人数のアイドル好きな人ってこういう感覚なのか。

これもまた無限を感じる。

そんな色見本を合法的に所持していられるのがコスメ、その最たるものがアイシャドウパレット。これもまたオタクだから単体で選んでしまう。

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オタクといえば私の推しは菅原さんなんだけど、やっぱりザ・主人公視点で烏野箱推しって言うこともあって、けど古館先生の描き方がすごいからどの学校も、学校に属さない人も応援し続けてるしどのキャラクターも大好きで、だから“ハイキューが好き”って言うのが一番しっくりくる。

色も同じで、基本的にはみかんっぽい少し薄めのオレンジ色を推していることが多いけど、傾向としては彩度の低い色に惹かれることも多くて、とはいえやっぱりどの色も捨てがたいから「色が好き」って言わせてほしい。

読んでくれてありがとう。


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