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70 考えはじめたら書く

朝早く起きて、無意識のままに気づけば銀座線に乗っていた。乗り換え案内を見たら渋谷から浅草までは端から端。しかも各停。これならゆっくり文章が書けると一安心して、書きたいことを書く。

銀座線に乗り換える少し前に、何か書きたいなと思ってnoteを開いた。けれど、書きたい欲求だけで何かを書くことはできない。何か書きたいことはないかなと考えはじめた。

例えば今朝家を出た時の、最寄り駅に続く曲がり道の向こうに見えた朝靄の淡いオレンジ。そしてその時になんでだか思い出した、昔書いた打ち上げ花火の詩のこと。

これらはたった今思い出したことだけど、そうやってここに来るまでに何かを思い出してたり考えてたりしてた、まさにその時が「書き時」なんだよなと思う。でも、その時は、忙しかったから、歩くことに。

無意識に歩いて、無意識に考えごとを始めて、なんとなく過ぎて行ってしまって、書くための時間になると、さっきみたいに書きたい欲求だけが残って、空振りばっかりしている。

でも、気がついたことは、そうやって無意識に何かを考え始める時間があるということと、その時に書き始めれば良いんだということ。実際に文字を打つことは出来なくても、「考える」が「書く」という行動につながるように頭がなれば良い。

小さな気づきだけれども、案外これは大切なことなのかもしれない。考えはじめたら、すぐにそれを文章に起こそうとする気持ち、回路。

反対に、僕は頭の中で自分と会話して、それで満足を今まで出来ていたんだなと思う。普通誰かに聞いて欲しいと思いそうなものだけど。架空の相手とか、そういえば、僕は頭の中に聞き役となる相手の顔が浮かんでることが多い。仲の良い友達とか、久しく会ってない人とか、シチュエーションもさまざまに。これも気づき。無意識にいつもしていることだけど。もしかしたらこれはちょっと「変わってる」ことなのかも。

とにかくも、「考えはじめたら書く」ということを習慣に出来たら、文章の生産性も上がるかもしれない。こういうことはすぐに忘れちゃうから、スマホにメモを付箋貼りするようなアプリはないかしら。自分にとって大事なことは、活字にして目に入れておかないとね。さて、そろそろ目的地。

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