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modern-times「こゝろ」

modern-times「Contemporary」
各種サブスクリプション対応!
(「こゝろ」は6曲目)
こちらから!↓
https://linkco.re/1Ug5E5eY

【歌詞】
駆ける。坂道の長さ。
遠く、遠く、続く。
深い眠りに就いて、
おやすみ。ほら、隅の方に。
見えない悪魔がいた。
君の、君の後ろに。
浮かぶ水の上で
長い、長い息をしていた。

向かい風、吹く朝は
絶望。絶望してばかり。
群がる衆目に曝されて、
嫌になる毎日。
怖がる悪夢の中で転がって、
死んだふりで待っている。
愉快犯。どうして君は
いつもそんなにきれいなんだ?

海岸を越えたら、
もう見えなくなっていく。
行きずりの二人、
いつか姿をくらましてる。
悲しみのかたまり。
そんな目で僕を見ないで。
雪の街を彩る
微かな生命を待っているよ。

駆ける。坂道の長さ。
遠く。遠く、続く。
深い眠りに就いて、
おやすみ。ほら、隅の方に。
見えない悪魔がいた。
君の、君の後ろに。
浮かぶ水の上で
長い、長い息をしていた。

作詞 ワタナベタカヒロ
作曲 modern-times
演奏 Vo,gt ワタナベタカヒロ
   Ba 冨川"tommy"功喬
   Dr ガテン・キノシタ

【回顧録】
この曲はおそらく2014年の秋〜冬の間くらいに出来たのかな?と思います。時期は今回、正直まったく覚えていなかったのですが、YouTubeで上がっているライブ動画のセットリストに入っていたので、それ以前かな?という目測です。
ちなみにYouTubeで上がっている動画はこちら!

modern-timesライブ動画「静」

こちらの動画は2015年の年始くらいにこれからしばらくライブができなくなりそうな雰囲気があったので、それならばスタジオで撮っちまいましょう!みたいな提案から始まったもの。兄弟動画として、「動」という名前のライブ映像もあります。良かったら是非!ちょうど、このアルバム「Contemporary」の曲ができ始めていた時期で、ここらへんでやっていた曲はつまり早めにできていた曲ということですね。なるほど。

という感じで、またうまい具合に宣伝に回せました。YouTubeではチャンネンルもあります。ライブでの映像はもちろん。メンバーで腕相撲とかしている動画もあります。さらに気になった方がいたら是非是非チェックをば!

とまぁ、「こゝろ」という曲、時期は覚えていませんが、作った様子は覚えております。これはセッションから作った曲でして、確か、キノシタさんが一番最初に今回の曲のドラムパターンの原型を叩いて、僕がそれに合わせて、弾くという感じから始まりましたかね。そこからベースのトミーくんが「ひらめいた!」と言わんばかりにベースの和音を使ったパートを弾き始め、あっさりと?だったかは忘れましたが、原型は早めにできました。歌詞もそういえば、その場でちょちょちょいてな具合に始めのやつを書いて、そのままの流れで歌詞を作った覚えがあります。「こゝろ」というのはつまり、心の思ったままにというような意味から名付けた感じですかね。
この曲はベースのトミーくんが「Contemporary」の中では1番好きと言っていた曲です。また猫山モミーさんの描いてくれた「こゝろ」の歌詞カードのイラストも非常に良くて、トミーくんは原画を買い取りたいとまで猫山さんに頼んだそうです。

では、せっかくなので、CDのジャケットの話をしますと、これはこの回顧録に何度か名前が出ている猫山モミーさんがすべて作成してくださりました。
猫山モミーさんは元々はJ装差別というバンドのボーカルをやっていた方で、解散後は愛知を中心にソロで活動しています。現在はイラストなどを描いたりという活動が主だと思いますが、彼の音楽もまた面白いです。良かったらどうぞ。(こちらは僕が個人的に好きな「アイドル自衛隊」という曲になります。他にPVなどあるやつもあるんですが、どうしてもこれが好き。)

とまぁ、こんな感じの猫山モミーさんに「好きにやってください!」という感じにジャケットを丸投げさせてもらいました。そのジャケットがこちらになります。↓

これが「Contemporary」のCDのジャケット!キレイ!素晴らしい!で、しかもこの時計、手作りとのこと!仕事が丁寧でビックリしました。しかも、中身を開けると、曲一曲ずつにイラストが付いていまして、これもまた良いのです。更には歌詞の文体などにも凝って頂いたりしました。中身のイラストはさすがにお見せはできませんので、ぜひともライブ会場限定CDのmodern-times「Contemporary」(時価)の方をお買い求めいただきたいです。やはり、CDという形あるものを買うという価値は絶対にそういうジャケットや歌詞カードにもあるな。という気持ちもありますし、自信をもって、これ、形あるCD買っても価値ありますよ!と言えるほどにしっかりとしたイラストやデザインを猫山モミーさんが施してくれました。本当にありがたい。今回の音源に興味を持っていただいた方にはぜひとも手に入れていただきたい逸品です!

とまぁ、やっぱり日々の成長を感じてしまっている今日この頃ですよ。上がってますね。宣伝の腕が!今日なんかは猫山さんの紹介までして、遠回しに自分たちのCDも素晴らしいというようなフックの効いた宣伝をしちゃっていますよ。今まで、口下手で、宣伝するにも、「買ってください。いいですよ!」というような宣伝文句も何一つもないような状態からよくぞここまで伸びたな。ワタナベタカヒロ!とそろそろ誰かが褒めてくれても良いくらいにはレベルが上がったはずだと!思っても良い頃合いかと!思いますが、どうでしょう…?ねぇ…。
と言われても、褒められ慣れていないので、褒められたところで「いやぁ…」って謙遜して、照れちゃうんですよね。そう考えたら、批判された方が口が達者になるのかもなぁ…。いやいや、ダメだよ。だからって、批判されたら、しょんぼりってなっちゃうので、やっぱり褒めてもらいたい。褒めてもらうほうが好きです。よろしくお願いします。

では、ライナーノーツ!的な話。
こちらの配置図もまたもや見つかりませんでしたが、多分必要性があまりなかったような気がします。これはギター、ベース、ドラム、全部一所に合わせての1発録音をしたからです。
この「こゝろ」という曲は正直ハッキリとしたBPMもなく、フワフワとしたようなフラフラしたような空気とか雰囲気とかバンドで合わせるからできる雰囲気というのがあって、なんというか、それが非常にうまくいったなと言えるかな。と思います。改めて聴いてみると、少しヒリヒリしているなというような感じもあって、良かったです。
一度はボーカルも一緒に入れたいというトミーくんの意見もありましたが、まぁ、今回はということで、ボーカルだけは別録音です。

そして、これは「Contemporary」の後半…レコードのような考え方をすれば、B面の始まりという意識から、レコードの針が改めて落ちるという演出がされています。前の「フロム 水槽の街」との曲間を長くとり、またその間に針を落とす音も入れてあります。僕の意識としてはここからは希望のあるフェーズという感じですね。

結局、絶望を感じるのも希望を感じるのも人がそれをどう受け入れるのか?っていう見方の違いでしかないような気がするんですよね。もちろん、完全に絶望的なものはあるとは思うんですけど、でも、別に世界は変わらないし、なにか革新的なことが突然起こるわけではないし、結局、自分を絶望から救えるのは自分なのかなぁ。って。別に手段は案外なんだって良いのかもなぁ…宗教とか?怪しい花瓶だとか運が良くなる水だとか?世間一般ではまぁあまり良い見られ方はしないけど、まぁそれで、なにか心が回復したりするならばありなのかもなぁ…。人間なんて強くないんだし。てゆうか、「強い」って自分で思うのも他人から思われるのもなかなかに危険だよなぁ…って思ったりする。最近はみんなそんな変わんないだろ。って思っている。そう考えたら、そういう心の整理的な曲ではあるような気はしています。心が叫びたがってんだ!とまではいかないけど、心がこう言っております…というようなそんな感じです。

また、余談ですが、この「こゝろ」、サブスクリプションの運営から届くデータによればmodern-timesの曲の中で圧倒的に再生回数が多いとのことでした。「これが?」という気持ちになりましたが、多分、これだけがということはどこにいるかわからない誰かがこの曲を聴いて、何か刺さるものを感じて、何度も聴いてくれているんだなぁ…という想像力を働かせると非常に嬉しい気持ちになりますね。スゴイ。誰かの生活の一部になっているのかな。すごいね。サブスクリプション。

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