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オンライン診療の普及状況を徹底分析|無料調査ツールを公開

はじめに

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コロナウイルスの影響もあり、オンライン診療に注目が集まっています。

先日、厚労省からオンライン診療医療機関リストが公表されました。

ただ、PDF形式での公表であり、都道府県によってはフォーマットも若干異なっていたことから分析には使いにくいものでした。

そこで、分析に使いやすく成形したデータを公開いたしました。

こちらを使って私自身もオンライン診療の普及状況を分析しました。

オンライン診療の普及率は9.66%

まずは基本データから見ていきましょう。

オンライン診療対応医療機関数:10,617件
オンライン診療初診対応可能数:4,073件
初診から対応できる医療機関の割合:38.36%
オンライン診療の普及率:9.66%
人口10万人当たりのオンライン診療対応医療機関数:8.35件

※4月24日公表(4月10日時点データ)
※オンライン診療普及率は医療機関に占めるオンライン診療対応医療機関の割合。

オンライン診療の普及率は9.66%という結果でした。

3月の月初データも集計していたのですが、その時点の普及率は1.68%でしたので、1か月で大きく普及が進んだことがわかります。

一方、オンライン診療対応医療機関の内、初診から対応できる医療機関は38.36%ですので、まだ限定的なオンライン診療に限っている医療機関も多いようです。

都道府県別のオンライン診療普及率トップは30.8%

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都道府県別にオンライン診療普及率を見ると、山形県が30.8%で最も多く、次いで、福井県24.9%、長野県23.5%という結果でした。

全体での普及率が9.66%であることを考えると、トップ3県は大きく普及していることがわかりますね。

オンライン診療の普及率が高いのではないかと感じる東京は、普及率7.0%で47都道府県中29位という結果でした。

オンライン診療対応医療機関数は1,059件で最も多いものの、医療機関数自体が多いため普及率としては低い数値となりました。

市区町村別のオンライン診療普及率

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同じ都道府県内でも市区町村によって大きくバラつきがありました。

例として東京で見てみます。

普及率トップ3は、文京区25.5%、板橋区16%、北区14.6%でした。

一方で、同じ23区でも千代田区は1.2%、荒川区は1.6%、足立区は2.3%でした。

23区内でもこのように大きな差があるのですね。サービスの均質化にはもう少し時間がかかりそうです。

無料分析ツールを公開していますので、ぜひみなさんの都道府県でもどのような状況になっているかぜひ確認してみてください。

無料分析ツールの使い方

オンライン診療に関する無料分析ツールを公開しました。以下のリンクからご活用ください。

▼画面の見方

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上部にタブがあり様々なデータに切り替えることができます。

フィルタ機能が付いているものについては都道府県や市区町村で絞り込んだデータを確認することができます。

また、右下の全画面表示で見やすくすることができます。

いくつかタブをご紹介します。

▼オンライン診療普及率(市区町村別)

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オンライン診療普及率の市区町村別の分析ができます。都道府県や市区町村の絞り込みと、オンライン診療普及率での絞り込みができます。

▼オンライン診療の普及状況分布

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縦軸に、初診から対応できる医療機関の割合、横軸にオンライン診療普及率を取っています。

右上に行くほど、オンライン診療も普及しており、初診からの対応も可能な地域です。

上部にはハイライターを設置していますので、探したい都道府県、市区町村がどの位置にあるかを調べることができます。

また、都道府県別の分布をクリックすると対象の都道府県に絞り込んだ市区町村分布をみることができます。

▼オンライン診療対応医療機関マップ

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オンライン診療を実施している医療機関をマップ上で確認できます。

マップ上のプロット(点)をクリックすれば、詳細を確認することができます。

▼オンライン診療対応医療機関一覧

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オンライン診療対応医療機関を一覧にしています。都道府県や市区町村で絞り込みができます。

以上が主な分析データになります。

ぜひ、触ってみてください。

おわりに

今回は、「オンライン診療の普及状況を徹底分析|無料調査ツールを公開」というテーマで書きました。

医療介護データ研究所では、日々、医療介護業界データに関する情報を発信しています。興味を持ってくださった方は、noteとTwitterをフォローいただけると嬉しいです。

それでは、今日も良い1日を。

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